少年少女宝島冒険記〜孤島に眠る宝島を求めて〜 二章【のび太の宝島】

しずか「37話よ！」 ページ3

私とフロック、ドラえもんは船の修理をすることにした。

取り敢えず、フロックとふたりでこの船の動かしているところへと向かった。

フロック「これか！」

フロックはエレベーターの隣にありそうなボタンを押した。

すると、1部が開いてたくさんの回線やらなんやらが繋がっているのがむき出しになった。

フロック「クイズ」

フロックはバッグに入れたクイズを出して、クイズから出たコンセントを船に差し込んだ。

すると、クイズはパソコンのようになる。フロックはそれを操作していた。

フロック「これなら何とかなりそうだ…！」

『直せるのか…？』

私は目を丸くしながらフロックに聞く。

フロック「これならな。比較的簡単だ」

すごいな…。私は機械に関してはちんぷんかんぷんなので、尊敬する。

それにしても……。

『あっちいなぁ〜…。服もビシャビシャだし…。そこら辺に乾かしとくか』

下にはもう1枚来ているので(それも濡れてるけど)平気だ。私は上の服だけ脱ごうとした。

フロック「たしかに暑…って何してんだお前！」

『え？何って、服脱いで乾かしてるだけだけど…。あ、ここで乾かしたら邪魔だった？ごめん。それなら他んとこで乾かしてくるけど…』

私が別のところに乾かしに行こうとしたら、フロックに止められた。

フロック「あのなぁ！瑠璃、お前今の状況分かってるのか？」

『遭難して島にいる』←

真面目に答えたら呆れた顔をされました。え、違うのか？

フロック「はぁ…。あのな？今僕と瑠璃は二人きりだ。そんな時に暑いから上だけ脱ぐって、危機感無さすぎだろ」

危機感？ここ、こんな危険な島なのか…。←

『でも、服脱いでなんか襲ってくるわけじゃないだろ？』

フロック「いいや、襲ってくる。僕だって、今すぐお前を襲うことはできる」

？フロックが私を襲う？…まさか、コイツはスパイかっ！？←

『え、ちょ、命だけは助けてくれよ。(←)でもなぁ…私どっちにしろ死 んじゃうよ。死 ぬ方法選べって言われてるようなもんだ…。このまま暑さに耐えられず熱中症で死 ぬか干からびて死 ぬか、アンタに襲われて死 ぬか』

フロック「……襲うって、そっちの襲うじゃねぇよ…。あーもう！分かったよ！脱いでもいいからこの上着着てろ！」

フロックは私にフロックの上着を渡してきた。

『え、いいの？』

フロック「着てないよりマシだ」

『あ、そう。ありがとう』

にへへ、と笑って見せた。


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