方言女子は天然で…？2【Fischer's】 (ページ25)

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シルク「ぜってー無事でいろよ……！」ページ25

シルクside

俺たちは依兎から話を聞いたあと、Aが今何処にいるのか探そうとした。

すると、依兎が発信機付きのGPS付けてるから探してくれると言った。

「はぁっ！？何処だよここ！？」

SPが持ってきたタブレット端末を見て驚いていた。

俺達も何事かとのぞみいてみると、

シルク「はあっ！？」

モトキ「え、ここって、」

ザカオ「やばくない？」

ンダホ「人がめったに通らないところだよね。」

ぺけ「……もしそこで犯人と二人きりだったりしたら……！！」

皆がもしもの事を想像し身震いした。

依兎「と、取り敢えず俺の車に乗れ！！

GPSによると誰かと一緒ということは確かだが……なんか、そいつから逃げているように見える。」

マサイ「……Aっ」

ダーマ「……早く行くぞ！」

マサイ「うんっ」

✂- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

俺たちは依兎の車に乗せてもらいそうこの近くまで来た。

ここの信号めっちゃ長いんだよな……赤から変わってくれない。

ここから一直線に進んだらすぐ倉庫なのに……

俺達は信号が変わるのを今か今かと待っている時、依兎の携帯に電話がかかってきた。

シルク「おい、携帯鳴ってんぞ。」

依兎「お、すまん。」

依兎もAが心配で仕方ないのだろう……

俺が呼ぶまで携帯のバイブ音に気づかなかった。

依兎「っ！！」

依兎は携帯の画面を見て血相を変え電話に出た。

俺たちはそれでAからの着信だと言うことが分かった。

俺たちにも聞こえるようにスピーカーモードにして電話をする依兎。

すると、息を切らして何か言おうとしたAの背後くらいの距離の声で

??「(ﾐｰﾂｹﾀ)」

と見知らぬ男の声が入った。

A「(っ……！？)」

Aはとても怯えているようだった。

依兎が呼びかけるけど、それ以外何も聞こえなかった。

俺は考える暇もなく車を飛び出した。

モトキたちも後を続いた。

依兎「っおい！？

……Aを頼んだぞ？！俺も後で行くから！」

ンダホ「おっけー！！」

俺は必死に走った。

今まで生きてきた人生で、1番早く走った。

みんなも必死に走っている。

A……っ

ぜってー無事でいろよ……！

じゃなきゃ許さねーからっ……！！

✂- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

Aside

せっかく助けを求めるチャンスやったのに……！！

うちはまた踵を返し逃げようとした……が叶わなかった。