【ヒドイン返還作戦】転校生のヒドインとの最終決戦！！【名前変換オリジナル】

１２２-D.J.目線- ページ10

「信じられない……自分からも脅しをーーって、どうしたの？！」

ふとパトリックに目をやると、物凄い顔……
ゲス顏って言うのかな？
それをもっとひどくしたような感じの顔をしている。

うわ、怖っ。
アニより怖いよ？

「パトリック……？」

肩をゆすっても反応がない。

「おーい、生きてるかーい？」

イブが彼の髪の毛を引っ張っても無反応。

「へんじがない。
ただのしかばねのようだ」

「ダメだよ！勝手に殺すなよ！」

「で、こいつどうする？アタシが殴ろうか？」

「それは最終手段で頼むよ……」

このクラスの女子のほとんどがぼくより強い気がするのは気のせいじゃないと思う。
あ、だからモテないんだ、僕。

「パトリック、パトリック。
起きてー。
このままだと君を起こす回になr」

直後、ごふっ、という鈍い音がした。

アレーナニガオキタノカナー？
モニカガメタハツゲンにツッコンダノカナー？
デモボクナグラレテナイヨー？

「っ……すまない、考え事してた」

あ、パトリックが殴られたんだ。
痛そう……

「……まあ、話を続けましょう。
プリンツェーザ達はクリスマスコンサートがラストチャンスだと言っています。
それはきっと次の、彼女らが洗脳できる大きなイベントが今学年の終わりにあるからでしょう」

オラフなんとか先生が説明を続けた。

「で、どうしますか？
このままじゃ私達皆洗脳されちゃいますよ？」

Aがそう言うと、オラフなんとか先生が紙の山を取り出した。(実際山って程でもないけど)

「私にいい作戦があるの」

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