031 ブルーベリー ページ33
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「すみません、宿題までみてもらって」
特派の研究所。
スザクとセシルがダブルテーブルを挟んで、向かい合っていた。
テーブルに広げられたノートに教科書。
宿題は数学を利用した物理だ。
「いいのよ。普通の学校には通っていなかったんですもの、仕方ないわ」
セシルはスザクを弟でも見るように微笑む。
「生徒会の人にも教えてもらっているのですが……なかなか」
生徒会の面々を思い浮かべる。
シャーリーはどこか不器用で変に力み、
リヴァルは逆にスザクが教える立場に、
ニーナはスザクと距離を置き、
カレンはあまり学校には来ない。
成績は良好であろうミレイも理由は不明で、赤点を取り追試中。
残るは二人、生徒会副会長。
紫の眼の方はわかりやすいが鬼教師感出て威圧が凄く、
金の眼の方はわかりやすいやすいが間違える度に、
これでランスロットのデヴァイサーとはね、と毒気づく。
しかし、スザクが彼らとの生活を楽しんでいることはセシルにはわかっていた。
「ホント言うとね、ちょっと心配してたの。
フランクな学校とは言っても馴染めないんじゃないかって」
「僕も覚悟してました。でも偶然昔の友達がいて、彼がきっかけを」
「その友達、大事にしなさい。二人の友情が続けば再会は偶然じゃなく必然になるの」
「はい」
会話に区切りをつけると、セシルがバケットを取り出した。
「ねぇ、それ食べてみて」
「ありがとうございます！………！？」
差し出されたえげつない創作物にスザクは固唾を呑む。
「感想を聞きたいんだけど」
「……ジャム？？」
「良いブルーベリーが手に入ったの」
「どうだった？Aちゃん」
丁度よく通りかかったAはフリに動揺を露わにした。
『え、あ、本当になんともいえない……とっても美味しかった！』
本当になんとも、言えない味、
感想をAが模索していると、ロイドが受話器を戻し叫ぶ。
「はーい！！解散解散、今日は出番なしっ！おーめーでーとーおーっ！！！おしまーいっ！…ふぅ」
「…えっと……」とセシルを見るスザク。
『行ってきたら、学校。友達に会うことも大切なんだし』
さりげなくバケットを持つとAは蓋を閉じた。
食べたら死ぬぞ、そう言ってる気がした。
「うん、じゃあ、行ってくるよ。Aは？」
『私は仕事。デバイスでコーネリア皇女殿下のサポート』
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古城玲於(プロフ) - 今後ともよろしくお願いします！本当にありがとうございます (2019年7月26日 14時) (
レス) id: 56f98660a0 (このIDを非表示/違反報告)
古城玲於(プロフ) - はじめまして、復活しました。コメントありがとうございます！これだけでやる気が (2019年7月26日 14時) (レス) id: 56f98660a0 (このIDを非表示/違反報告)
翔。(プロフ) - はじめまして、拝読させていただいてます！とても自分好みのストーリで読み言ってしまいました！！続き待ってます！！！頑張ってください！ (2019年6月20日 1時) (レス) id: 7366e8991b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛朗素 | 作成日時：2019年3月12日 19時
