030 同日に起こった猫争奪戦�� ページ32
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省略させてもらうが、猫争奪戦は見事に集結。
Aが人集りに辿り着いた時には猫は捕獲され、
スザクの腕の中にいた。
しかし、頭に被っているものは無い。
気の所為で済ませられるものではない。
趣味の悪い催しか？
思考を巡らせるAを他所に、中央では会話が進んでいた。
どうやら、ルルーシュの弱みをいち早く握ろうとミレイが即興で考えたものらしい。
「そういうことですか、会長」
時計塔の影から出てきたルルーシュが前髪を整える。
「あぁあ〜せっかく弱みを握れると思ったのに」
「ルルって格好付けだから」
「ねぇ…二人って知り合いなの？」
「だって…イレブンと……」
ニーナが怯えたようにか細い声を絞り出し、指先を震わせた。
「あっ…」
その単語にナナリーは眉を歪め、スザクは息苦しそうに揺らぐ声を出す。
「……いや、僕は…」
不穏な空気を払うようにルルーシュは張った声で言う。
「友達だよ」ルルーシュ
スザクは驚いてルルーシュを凝視する。
「会長、こいつを生徒会に入れてやってくれないか？うちの学校は必ずどこかのクラブに入らなくちゃならない。でも…」
「副会長の頼みじゃ、しょうがないわね」
すぐさま穏やかな雰囲気を取り戻し、スザクを称える拍手が上がるが、ニーナを含め、一部の生徒が居心地悪そうにスザクを見ていた。
「これで一件落着ですね。お二人ともお耳を」
ナナリーはルルーシュとスザクに手招きした。
「！？？」
ナナリーからほっぺたにキスのプレゼントを送られた二人｡
「ナナリー？」
キョトンとスザクがナナリーに尋ねる。
「ミレイさんが公約したご褒美です。お二人ですから半人前の私で我慢してくださいね」
猫を抱き上げたスザクがAに気づく。
猫の手を優しく持ち上げて、手を振る仕草をした。
ふふっ、と困り顔でAが笑い、
その後ろ姿を遠目から緑髪の少女が見つめていた。
「大きくなったな、A」
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……To be continued
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いや、やってみたかったんです。
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古城玲於(プロフ) - 今後ともよろしくお願いします！本当にありがとうございます (2019年7月26日 14時) (
レス) id: 56f98660a0 (このIDを非表示/違反報告)
古城玲於(プロフ) - はじめまして、復活しました。コメントありがとうございます！これだけでやる気が (2019年7月26日 14時) (レス) id: 56f98660a0 (このIDを非表示/違反報告)
翔。(プロフ) - はじめまして、拝読させていただいてます！とても自分好みのストーリで読み言ってしまいました！！続き待ってます！！！頑張ってください！ (2019年6月20日 1時) (レス) id: 7366e8991b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛朗素 | 作成日時：2019年3月12日 19時
