028 友人 ページ30
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『似合ってる、制服』
「え、あ、ありがとう、A」
何故、名前呼びになっているのか。
それはいたってシンプルな疑問だ。
スザクの編入が決まり、Aはスザクと同級生になる。
いくら上司言えど、同い年の少年から敬称と敬語で言葉を返されるのは嫌だったからである。
ぎこちなくAと呼んだスザク、Aはスザクを引張てアッシュフォード学園に向かう。
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「本日付けを持ちまして、このアッシュフォード学園に入学する事になりました枢木 スザクです。宜しくお願いします。」
『(予想通りの反応だな…当たり前か、……ん？)』
HRでの編入の挨拶。
やはり、生徒の反応はAが予想していた様子そのもの。
スザクが席に着いても、人は近寄らない。
カレンの時とは正反対の周囲の反応に、Aはお門違いとわかっていても気分が悪くなった。
イレブンの存在にざわめく教室、
行動を起こそうとしたシャーリーもリヴァルに引き留められた。
全く彼女の博愛精神には頭が下がる。
一人、教室を出る姿があった。ルルーシュだ。
襟首を触るとルルーシュは廊下に消える。
程なくして、スザクが立ち上がり、同じく廊下に消えた。
生徒達の声は大きくなった。
屋上に二人の影。
「７年ぶりに使ったよ、このサイン」
「『屋根裏部屋で話そう』」
「あぁ」
「安心した、無事で」
「お前のおかげだよ。そっちこそ、俺を庇ったりしなきゃ…」
「借りを返しただけ、７年前の」
「………」
「…あっ！あのコは！？カプセルの」
「戦闘のドザクサで離れ離れに…。そっちのほうがわかるんじゃないのか？」
「いや…親衛隊以外は誰も知らなかったみたいで」
「そうか…」
「名前…ルルーシュって呼んでも？」
「前の俺は記録上死んだことになってるからな。『ルルーシュ・ランベルージ』今はそう名乗っている」
「そう」
「そっちこそ軍事法廷はどうなったんだ？それにここに入学って…」
「僕も驚いたよ。まさかルルーシュがいるなんて。…その、容疑については、Aが。１７歳なら学校に行くべきだって」
Aの行為は偽りなく善意だ。
しかし、無意識にもAの善意はルルーシュに嬉しさと圧迫感をもたらしていた。
「上司、なんだっけか」
「正式に上司になったのは最近だよ」
今度、ナナリーも合わせて、四人でお茶がしたいな。
そう、ルルーシュは、複雑な思いで笑った。
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古城玲於(プロフ) - 今後ともよろしくお願いします！本当にありがとうございます (2019年7月26日 14時) (
レス) id: 56f98660a0 (このIDを非表示/違反報告)
古城玲於(プロフ) - はじめまして、復活しました。コメントありがとうございます！これだけでやる気が (2019年7月26日 14時) (レス) id: 56f98660a0 (このIDを非表示/違反報告)
翔。(プロフ) - はじめまして、拝読させていただいてます！とても自分好みのストーリで読み言ってしまいました！！続き待ってます！！！頑張ってください！ (2019年6月20日 1時) (レス) id: 7366e8991b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛朗素 | 作成日時：2019年3月12日 19時
