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027 学校 ページ28

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ユーフェミアの一件から数日、


『学校に行こう』



ランスロット格納庫。
どこからともなく現れたAは軍服をかっちり着込んで、どこか真剣な眼差しでスザクを見た。

スザクはというと格納庫に置かれた椅子に座り、整備されるランスロットを眺めていた。


「えっと、いってらっしゃい…?」


目の前に立つAは少しだけ笑みを浮かべた。腰に手をあてる。

『違う、枢木、君も行くの』

「へ?」とスザクは素っ頓狂な声を出す。自分が、学校?聞き間違いではないことは確かだが、もう一度確認したかった。学校なんて、7年前に行ってから最後、学校なんてものに関わりはなかった。

隣に腰を下ろしたA。

『ユーフェミア、、皇女 殿下に言われたの。皇族特権で手続きはやってくれるみたいだし』

普段は呼び捨てだからか、皇女殿下が言いにくそうだ。

「それは、嬉しい、ですけど、」

物言いたげなスザクに、Aは半ば強行手段をとる。
「皇女殿下の御心を無下にするの?」俯いた顔をスザクはあげた。
そんなつもりはない。ただ、少し怖いのだ、スザクは。

ブリタニアの皆がAやユーフェミアのように、自分を受け入れてはくれない。

そして、Aも全てを汲んでいた。
ユーフェミアは友情、愛情に思考が偏っている。
最初は上手くいかないけど、きっと大丈夫。ユーフェミアの考えはそれだ。

困った笑顔をAは浮かべ、スザクは見た。

『私は賛成。だって、17歳でしょ?普通なら友達と巫山戯てるぐらいが丁度いいよ?』



スザクは迷っている。



『枢木は複雑で繊細だね。日本人って本当に綺麗』

単純に純粋に感じた結果。
Aはスザクのそういうところが気に入っていた。例え、その綺麗さが精神の不安定さを示しているのが、わかっていても。

それが枢木スザクの欠点だということも。






「行きます、一緒に行きます」






『じゃあ、ユーフェミア……』


「皇女殿下」

また忘れたAにスザクは咄嗟に、つけくわえた。
上司の可愛い失態にスザクは笑いを堪えられなかった。

一瞬睨まれた。

『ユーフェミア皇女殿下伝えてくる』









『あ、あとロイド』

ロイドが間延びした返事を返す。彼はコンピュータにかじりついている。

「はーい」






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『ごめん、特派、ここから出ていかないといけない』


『もの片付けてね。今日中に』







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古城玲於(プロフ) - 今後ともよろしくお願いします!本当にありがとうございます (2019年7月26日 14時) (レス) id: 56f98660a0 (このIDを非表示/違反報告)
古城玲於(プロフ) - はじめまして、復活しました。コメントありがとうございます!これだけでやる気が (2019年7月26日 14時) (レス) id: 56f98660a0 (このIDを非表示/違反報告)
翔。(プロフ) - はじめまして、拝読させていただいてます!とても自分好みのストーリで読み言ってしまいました!!続き待ってます!!!頑張ってください! (2019年6月20日 1時) (レス) id: 7366e8991b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛朗素 | 作成日時:2019年3月12日 19時

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