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北『ん、』
「ありがとうございます…」
売店の近くの2つ並んだベンチ
時間が遅いこともあって他には誰もいなくて
手渡されたペットボトルのお茶に口をつけた
北『急に萎らしいじゃん』
「別に…この状況が訳わかんなすぎて
何喋ればいいか分からないだけですー」
北『ふーん。
つかさぁ、A雰囲気変わったよな』
「そーですか?」
ごくごくとお茶を流し込んだ後に
チラッとこっちを見てまたお茶を飲むと
視線を戻して話し始めた
北『最初会った時は新人ADでさ
とにかく元気いっぱいに仕事してるイメージで
そのあとあいつと付き合ってる時は
なんか女の子だなーって。
すげー無邪気な笑顔すんだなって思ったわ』
「まだ若かったんですよ」
北『ははははっ
まぁそれもあるんだろーけど。
だから前のツアーの仕事ぶりは衝撃だった。
上からみたいになっちゃうけどさ
あの子がこんなすげー仕事すんだって
俺らも負けてらんねー!って
そっからは雑誌とか、まぁ噂程度で
Aのことは聞いてたんだよ』
もちろんタマもね、って笑う顔が
優しくて、嬉しくて、寂しくて...
北『だからさー
今回のツアーで会ってさっきとは違う意味で衝撃だったわ』
「...?なんか変でした?」
北『いや、仕事は完璧だった。
すげーいいライブ出来たと思ってる。
ただ...』
「ただ?」
前を向いてた視線がそっとこっちに向けられて
まっすぐなその瞳が私の不安定な瞳を捉えた
北『そんな風に笑うなよ
迷ってますって顔に書いてある』
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えり(プロフ) - tomoさん» コメントありがとうございますー!凄く嬉しいです!!レイさんが何らかの波乱を生み出してくれるはずです!笑 正直まだ何も決まってないです笑 この先も読んで下さると嬉しいです♪またコメントお待ちしてます! (2020年7月4日 0時) (レス) id: 7410ca554b (このIDを非表示/違反報告)
tomo(プロフ) - えりさんこんにちは!めちゃくちゃ気になります!レイさん―-今後めちゃくちゃ気になるので楽しみに待ってますね (2020年7月2日 16時) (レス) id: a17a3b0e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えり | 作成日時:2020年5月10日 16時