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#288 ページ38

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玉『ぷちドライブね!』




一応は自分の失態でこうなってるのに


なんだか上機嫌な裕太


まるで、前の私達みたいに・・・


なんてね、何考えてんだろ






玉『どーよ?仕事は』


「え!?」


玉『何焦ってんの(笑)』




唐突な質問につい驚きの声を上げた



「あー、いや…

正直、すごく楽しいよ。

雑誌の小さいコーナーから

こんな大きな仕事まで。

全部、ぜーーんぶやりがいあって」



玉『そっか、いいことじゃん』



顔を見なくてもわかる、満足気な声





「あ、でもさ…」


玉『ん?どした?』


「メンバーのみんなは、大丈夫なのかな?

あたしと裕太のこと…気まずくないのかな?」


玉『んははっ

どうした急に?

てか、何ヶ月も仕事してて今さらすぎ(笑)』


「それもそうだよね」


玉『大丈夫だよ。俺らは。

仕事として唐沢Aと接してるから。

それに俺らもプロだよ?

仕事に私情はもちこみませーん』




まだ笑ってる裕太の後ろ姿を見つめながら

私はなんて邪念を抱いていたんだろうと後悔する

みんな私なんかよりも

ずっと前からこの世界にいるんだよね

失礼な質問しちゃったな…




玉『あー・・・でも、

二階堂と千賀とかはあからさま喜んでたな

Aちゃんと一緒じゃん!!って』



「そうなの?」



玉『すげー騒ぎようだったよ(笑)

あと北山とか藤ヶ谷、横尾さんも宮田もさ

信じられる人にしかあんな相談しないよ。』



「・・・・ゅう・・は??」



玉『ん?』




赤信号でこっちに振り向いたから


さっきまで後頭部しか見えなかったのに


ふと目があった





「裕太は…私との仕事

嫌じゃなかった?」





信号がパッと青に変わって


同時に裕太の視線も前に戻される


また、表情が見えないまま


後ろ姿をただ見つめた





玉『もちろん、俺も信じてるよ。

コーディネーターの唐沢Aのことをね。』






そのままお互い無言のまま


目的地へと着いた









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えり(プロフ) - ももまるさん» コメントありがとうございます!長い間放置してしまったのに読んで頂けて嬉しいです♪また少しずつ更新するのでよろしくお願いします! (2020年4月9日 22時) (レス) id: 7410ca554b (このIDを非表示/違反報告)
ももまる(プロフ) - とても作品が大好きで更新される度に嬉しく思います!これからも頑張ってください(^-^) (2020年4月8日 13時) (レス) id: 0122df1ce4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えり | 作成日時:2020年4月7日 23時

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