#287 ページ37
.
「はい、はい、
いえ、すいません。こちらこそ…
わかりました。着き次第連絡します。
はい、失礼します」
通話終了をタップすると
ぽん、と後ろから肩を叩かれた
玉『だいじょぶそう?』
不安そうな表情には
車の中でのいたずらっぽさは無くなっていた
「全然大丈夫だよ!
でも、ごめん。
ご飯はまた今度でいいかな?」
この後管理会社の人とスタジオで待ち合わせで
戸締り確認と鍵の受け渡しをすることになった
「またスタジオ戻らなくちゃで…
みんなにはすいませんって伝えといてくれるかな?」
玉『・・・送ってくから』
申し訳なさそうに言う裕太だけど
別に元々ある仕事だし、
そこまで大急ぎってわけじゃないのに
責任を感じてるのかしゅんとしてる
「いーよ、ほんと
大丈夫だよ。
裕太はみんなのとこ戻って?ね?」
まるで子供をあやすように話しかけて
それなのに裕太は聞く耳持たず車へと歩いてく
玉『このままじゃ俺が横尾さんに怒られるからっ』
「はははっ
わかったよ。じゃあお願いしようかな」
きっと、お店の前で横尾さんに
“玉が話もしないで連れてきたんだから
責任もちなさい”
とでも言われたんだろうな(笑)
いや、裕太は優しいから
そう言われなくても送ってくれてたんだろうな
そう思って車に向かう
運転席に乗った裕太と
念の為、後部座席に乗り込む私
玉『じゃ、しゅっぱ〜つ』
ゆる〜い掛け声と共に
またスタジオへと車が動き出した
.
365人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えり(プロフ) - ももまるさん» コメントありがとうございます!長い間放置してしまったのに読んで頂けて嬉しいです♪また少しずつ更新するのでよろしくお願いします! (2020年4月9日 22時) (レス) id: 7410ca554b (このIDを非表示/違反報告)
ももまる(プロフ) - とても作品が大好きで更新される度に嬉しく思います!これからも頑張ってください(^-^) (2020年4月8日 13時) (レス) id: 0122df1ce4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えり | 作成日時:2020年4月7日 23時