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小さい頃。
私は道に迷って泣いていた。
一人で歩いてお母さん達を探す、なんて事絶対に出来っこ無くて、
そこら辺にある岩に座って ただただ泣き喚いていた。
今考えると 結構苦い思い出。
不安で押しつぶされそうな中、そこに彼は現れた。
「だいじょうぶ?き、君、なんで泣いてるの?」
大きなクリクリの目。
太くて可愛らしい眉。
そして、私よりも少し高めの身長の男の子。
人が来てくれた、という事に酷く安心して思わず泣きながら抱きつく。
「わ、わぁ⁉え、と、どうしたの?」
すると顔を赤くして照れていたが、
手を握ってくれて「一緒におうちまで着いてってあげる!熊とか出ても、こ、怖いけど俺が倒すよ!」と、微笑みながら言われた。
……単純だった私は、それだけで恋をしたのだ。
そこから仲良くなって、遊ぶ機会も多くなった。
名前も呼び合う仲になり、
子供ながらにして純粋に恋をしていた。
引っ越しをするまでは。
親の都合で引っ越しをすることになった私は、最後に善逸くんに会いに行った。
ボロボロ涙を流しながら。
「ぅ、え、ひっ、く、やだよお、ぜ、善逸と、はなれたくない、」
「……おれもいや、せっかくAと仲良くなれたのに、」
彼も少し涙ぐんでいて、2人でメソメソ泣いたのを覚えている。
いつまでたっても埒が明かないから、善逸くんは小指同士を絡めて言ってくれた。
＿＿「また大きくなって会えたら、前みたいに俺が守ってあげるからね、
それで結婚しよう、A」
「う、ん、ぜったい、だよ?善逸も、お嫁さんは作らないでね、」
「……うん、約束」
これが、私達の約束だ。
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葉月 - またまたこんないい推しの話を...なんかもうマジでキュン死しましたぁぁぁっ！！ (2021年1月11日 13時) (
レス) id: 5ec5ba82e2 (このIDを非表示/違反報告)
彩猫 - えと、鬼滅だと善逸が好きです。これからよろしくお願いします(´・∀・`)/ (2020年1月24日 23時) (レス) id: 76f6d9ba8b (このIDを非表示/違反報告)
望月 - 面白かったです！善逸が一番推しなのでめちゃくちゃ嬉しかったです！！ (2019年12月9日 1時) (レス) id: 11661868d8 (このIDを非表示/違反報告)
おチロルチョコ - ダメだって、ヤンデレ地雷なんだよぉぉ！なのに見れたよお…すげぇや。ヤンデレ地雷ギリ回避的なやつかな！？←何言ってんだ (2019年11月20日 19時) (レス) id: 03d659cd41 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - ラスト、まさかのﾔﾝﾃﾞﾚ。すごいいいです。面白かったです。 (2019年11月16日 23時) (レス) id: abc6410102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なるみ
| 作成日時：2019年8月17日 13時
