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story370 ページ27

ユリカside

ナツが炎を纏い、急降下していくのが見えた


それから少し経ち…………

ドラゴンの体が光り始めた


『スノーレアーナ………』


スノー「お別れの時間のようね」


スノーレアーナは出会った時と同じように

綺麗に微笑んだ


『ねぇ、最後に聞かせて。

 この時代を…………どう思う?』


スノー「…………そうね、私は好きよ

  この時代は幸せで溢れていると思う

  だってほら、あなたが笑っている」


スノーレアーナは私の頬に手を当てた


スノー「私とあなたが笑っている…………

  ドラゴンと人間が共に笑っている………

  私にとってこんなに幸せな世界はない」


『スノーレアーナ……』


どこか切な気な顔をするスノーレアーナに

私はギュッと胸を締め付けられた


スノー「私は人の子が好き、だから…………祈るわ

  少しでも早くこのような時代が来ることを

  400年前からずっと………祈るわ」


スノーレアーナが私の頬から手を離す


『私もドラゴンが大好きだよ、』


スノー「ありがとう、あなたの事は忘れないわ

  ユリカ………水竜スワンフォーラの子」


最後にスノーレアーナは私の頭を撫でて

やっぱり綺麗に微笑んだ


『私も忘れない、雪竜スノーレアーナ

 スワンフォーラによろしくね』


そしてスノーレアーナは光の粒となって消えた

もちろん、他のドラゴンたちも…………


私は夜空を見上げる

そこには微かに光が残っていた


水と雪が作り出す

幻想的な夜空に私は吸い込まれそうだった


『綺麗………』


私はただひたすらに夜空に手を伸ばした

















スノー「スワンフォーラ……

  あなたはあの子に″あの術″をかけたのね……

  あの子はもっと強くなる……

  それが解かれないことを祈るわ……

  そして、呪いに触れないことを……………」

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セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いくら丼さん» ありがとうございます。大会頑張ります!終わったらきちんと更新もしますね笑 とりあえず、水曜日までは待っていてください! (2017年11月13日 8時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
いくら丼 - 大会頑張ってください!応援してます(*^o^*)そしてまた更新を(*゚▽゚*)←結局それが狙いな奴…と、取り敢えず(汗)いくら丼はめっちゃ応援してますんで( ° ^ ° )\/ (2017年11月12日 12時) (レス) id: e77549efbd (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - いくら丼さん» ありがとうございます!楽しんでもらえたようで何よりです(*´∀`*)これからも頑張ります! (2017年10月31日 22時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
いくら丼 - ハロウィン編楽しみに拝見させていただきました(*^o^*)リクエストに応えていただき感謝してますm(__)mこれからも頑張ってください! (2017年10月31日 22時) (レス) id: e77549efbd (このIDを非表示/違反報告)
いくら丼 - ありがとうございます、本っっっっ当に感謝してます!日替わり、見せて頂きました!とっても素敵なお話でした(*^o^*) (2017年10月29日 23時) (レス) id: e77549efbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2017年9月25日 19時

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