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ダ「ねぇ、ユリカ」
『ん?』
ダ「調査…って言っても、当てはあるの?」
各自調査を命じられた私たちは、現在電車に揺られていた。
確かに、手がかりのありそうな場所……って言っても悩むしそう簡単には思い浮かばない。
そもそもこっちの世界に存在する星霊に関する情報ってそう多くはないと思う。
でも…心当たりがあるとすれば、
『……マスターが言ってたでしょ。
異常気象の影響が星霊界にも出ているのかって。
それか逆に考えると星霊界の影響がこっちの世界に出ているのか……?』
ダ「つまり?」
『……この二つに関係があるのなら、過去にこういった異常気象がなかったか調べてみようと思って』
ダ「そっか!確かにありえない話じゃないかも…!」
きっとみんなは星霊について、リベラムについてを主に調べるはず。
それなら少し視点を変えて……私は異常気象を。
少し遠回りかもしれないけど、どこかに情報が隠れているかもしれない。
ダ「でも、どこに向かってるの?これ」
『知り合いに天気を操る魔法の使い手がいてね。
天気についてはすっごく詳しいの』
ダ「へぇ〜、やっぱりユリカって顔が広いよね」
『昔、仕事先で知り合ったの。
ちょっと変わった人ではあるんだけど……まぁ、良い人よ』
天気魔法の使い手、フォルア・ロランティ。
彼は魔導士でありながら天気を研究する研究者だ。
各地の気候とか異常気象とかを調べていて、天気について研究するのが彼の生き甲斐らしい。
とにかく変わった人だけど……
異常気象を調べるのに彼以上の適任者はいないと私は思ってる。
《まもなくクレオメ駅です》
『降りるわよ、ダイア』
ダ「あ、うん!」
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マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月28日 21時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2021年8月11日 19時