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『っ、雪造形(スノーメイク)(スフィア)!』





放たれる放電に、盾を造る。
かなりの威力の攻撃であることに違いはないが、先ほどよりも威力が落ちているように感じる。

星霊獣の力も無限じゃない。
いつかは限界が来る……ってことね。





エ「威力は確実に落ちているな」


『ええ。私たちの攻撃、無駄じゃないみたい』


エ「ならば、続けて攻めるのみ!!!」





星座にされたみんなも、黄道十二門の星霊たちも。
全員助けてギルドに戻る。
その意思だけは、何があっても変わらない。

盾を砕き、真っ直ぐに星霊獣を見据えた。





『水竜の…翼撃!!!』





突起物に向け魔法を放てば、星霊獣の尾のようなものがこちらに迫る。
たんっ、とタイミングを合わせ向かってくる尾を蹴り空中で回る。
それでも執拗に追いかけ回してくるものだから……ぐるりと回りながら水の刃で切り裂いた。





『しつこい……』


ダ「でもだいぶ攻撃パターンが分かりやすくなってきた。アイツも……焦ってるのかも」


エ「突起物も残りわずかだからな。
ナツたちはまだか!!?」


グ「まだ出てこねえ!」


ガ「ったく、いつまで中で暴れてやがる!」


ル「……ナツ」





心配だけど、待ってられない。
こっちはこっちで星霊獣を倒す絶好のチャンスを……ふいにするわけにはいかないから。

ナツならきっと、私たちが星霊獣を倒した後でも……きっと脱出できる。





『……あれ、?』


ダ「うそ……」





その時、星霊獣が再び姿を変える。

額や膝下に現れた星の形。
首元に現れたツノのようなもの。
ふと、その姿から星霊王を連想してしまった。

髭のイメージが強いけど、似ている気がする。
まさか……星霊王を吸収して力を得ているの?





『まずいわね、これ以上強くなられるといよいよ危ないわよ』


エ「あぁ、今のうちにカタをつけるしかなさそうだな」





もしも、今まさに星霊王を吸収しようとしているのなら……まだ助ける術はあるかもしれない。

でもそれは、星霊獣の中にいるナツ次第。
どうか……星霊王を助け出して。
それがきっと、この事件の終わりにも繋がるはずだから。

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マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月28日 21時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2021年8月11日 19時

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