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星霊獣に向け、魔法を放つ。
四方から全員が攻撃を仕掛けるも……星霊獣の放った攻撃に飲み込まれ、私たちは地面に叩きつけられる。
もう何度地面に叩きつけられたか。
けど……アイツを倒すまで倒れるわけにはいかない。
グ「くそっ、オレたちが近づけねえように攻撃してるみたいだな」
エ「……あぁ、あの放電している突起物を何とかすれば」
『っ、それなら遠距離からでも確実に狙って攻撃するしかないわね』
その時、突然放電が止まる。
そして何か…嫌がるように星霊獣が身を捩りだした。
ル「何か、嫌がってるみたい」
グ「ナツだな」
ガ「中で暴れ回ってやがるな」
……私なら体の中で暴れまわられるとか絶対に嫌。
ナツのことだから壊せるもの見つけてとりあえず壊してるんだろうし。
ナツを中に入れちゃったのが、あの星霊獣の運の尽きかなとも思う。
ダ「アイツの中がどうなってるのか知らないけど、そのうち焼け焦げそうだよね」
『星霊獣の丸焼きの完成ね』
まあ、ナツだけに良いカッコさせるのもアレだし。
こっちもこっちであの星霊獣を大人しくさせて、さっさと倒さないと。
『……
手に持った弓を引き絞り、狙いを定める。
そして星霊獣の突起に向け矢を連射すると、それは深く突き刺さり……ピシリとヒビの入ったような音が微かに聞こえた。
『っ、今矢を放った場所!
そこに攻撃を集中させてみて!!!』
ガ「おっし!鉄竜棍!!!」
グ「おりゃああ!!!」
また、ピシリと音が聞こえた。
……やっぱり、聞き間違いなんかじゃない。
ガ「おい、見たか。ヒビが入ったぜ」
グ「一ヶ所に集中攻撃すれば…少しずつでも効くみたいだな」
『うん、確実にダメージになってる』
ダイアが私を掴み飛び上がる。
私は星霊獣の上空でもう一度弓を構えた。
そして狙いを定め引き絞り、一点に向けて矢を連射する。
星霊獣の突起部分に深く突き刺さった雪の矢、そこに追い討ちをかけるようにガジルとグレイが魔法を放ち、ルーシィの
そしてエルザが剣を振り下ろせば、突起物は根本から折られ破壊された。
ル「やったあ!」
グ「まずは1本目!」
ガ「この調子で全部へし折ってやる」
エ「まだまだ数はある、次だ!」
「「おうっ!」」
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マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月28日 21時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2021年8月11日 19時