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星霊獣へと攻撃を繰り出す。
しかし、どれだけ魔力を込めて魔法を繰り出しても……星霊獣はびくともしない。

体が大きい分、狙いは定めやすいけど……
攻撃が効かないんじゃ嫌になるわね。





エ「個別に攻撃してもダメだ!
タイミングを合わせて、一気に行くぞ!!」





たん、と地面を蹴れば空中でダイアが私を掴む。
勢いそのままに上昇し、星霊獣を見据える。
こんな姿になって、見境なく星霊界を破壊して……私たちの知る星霊王の面影はどこにもないわね。





ナ「ユリカ!四人同時に咆哮だ!」


『……了解!』





ナツ、ガジル、ウェンディに並んで私も魔法発動の構えを取る。
大きく息を吸い込み…そして魔力を込めた。





ウェ「天竜の…」


ガ「鉄竜の…」


ナ「火竜の…」


『水竜の…』


「「「『咆哮!!!!』」」」





私たちの魔法も含め、仲間たちの魔法全てが一点に集まり星霊獣へと直撃する。
これだけの魔導士の一撃、決して軽いものではなく大きな爆発を引き起こした。

……しかし、星霊獣は無傷でそこに立っている。
表情は読み取れずとも、まだまだ余裕だということはわかった。





『っ、あ!』


ダ「うわっ!」





腕を振るだけでも強風が吹きつける。
私たちは最も容易く飛ばされる。

近くの足場に着地するも、地面は抉れ瓦礫が飛び交う。
掠ったそれらが、肌に傷をつくっていった。





『近づけない……』


ダ「腕を振り回しただけであの威力だもんね……
迂闊に近づくとぺちゃんこになりそう」


『でも何とか突破口を見つけないと。
こういう化け物って、どっかに一箇所くらい弱点があるものじゃないの?』


ダ「まずはそこから探らないとね!」





再び、ダイアが私を掴んで宙を舞う。
近づくことが難しいため、遠距離攻撃を選びながら星霊獣の弱点を探った。

………しかしその時、





グ「ジュビア!!!」





星霊獣の指から赤い光が放たれ、それがジュビアに向けられたかと思えば……
赤い光に囚われたジュビアは、星座になってしまった。

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マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月28日 21時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2021年8月11日 19時

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