少女の記憶、少女の運命番外編 2章【FAIRYTAIL】 (ページ39)

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ｶﾅ「悩んでる暇なんてない！」

ミ「えぇ、行くしかないわね」

ｴﾙ「それでこそ漢!!!」

私だって覚悟はできてる。
ルーシィとユキノのために、苦しんでいる星霊たちのために。私に出来ることは何だってやる覚悟。
仲間と一緒なら、絶対大丈夫だから。

ナ「時間がどうとか関係ねえ。
ロキたちが酷い目に遭ってんだろ？だから行く、それだけだ。……だろ？ルーシィ」

ル「……ナツ」

エ「決まりだな、戻るのがたとえ100年後の世界だろうと仲間と共にいれば恐れることはないもない」

ホロロギウムが持ってきた星霊界の服をそれぞれが着用し、星霊界へと向かう準備をする。
私も星霊界の服に着替え、気合を入れるために髪を結んだ。

レ「7年の空白だって、何とか乗り越えたもんね」

ガ「どんな時代になっても暴れることができれば構わねえ」

一人じゃない、仲間がいる。
その事実がいつだって私たちの背中を押してくれた。
大丈夫、仲間を信じて……自分を信じて。
出来ないことなんて、きっとなにもない。

「まもなく、このアストラル・スピリタスは星霊王に吸収されます。
星霊服を着用して皆さんもこのまま星霊界に」

ｱﾙ「……わかりました。
私は姫様の盾であり剣です、共に参りましょう」

ﾋｽ「ありがとう」

その時、このアストラル・スピリタスに光が満ちる。
青く、夜空をかける光。
それと同時に…空の向こうから聞こえる咆哮もその大きさを増しているように思えた。

ル「待っててね、みんな！」

ナ「今行くからな！逃げんじゃねーぞ…ヒゲ!!!」

刹那、私たちの視界を…眩いほどの光が支配した。