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オフィ「瞬く星座たちよ、お前たちの願いは間も無く結実する。
自由はすぐそこだ」





オフィウクスが夜空に浮かぶ赤い星座に向かい大きく手を広げる。
その口元が不敵に歪められた。





ナ「あの野郎…オレたちを無視してやがる」





その時、ふらりとナツの身体が傾く。
反射的にその身体を支えたけれど、ナツの身体は私の手が焼けてしまいそうなほどに熱かった。

私の額にも、熱さから汗が伝う。





『大丈夫?』


ナ「っ、頭痛ェ……」


ウェ「近くにいるだけで凄い熱が伝わってきます…」


ダ「やっぱり、レオの炎を食べたのが原因なのかな?」


『……考えられる理由はそれよね。
おそらく、レオの炎がナツの炎と反発しあってるんじゃないかしら。簡単に言えば、ナツの身体が異物を排除しようとしているのよ』


ハ「食い合わせが悪かった、って事だね」


ナ「腹は壊してねぇぞ!
……けど、これじゃ満足に戦えねぇ!」





リベラムは止まらない。
状況から察するに、まずはオフィウクスを何とかしないといけないみたい。

それでリベラムが止まるかどうかは……もはや賭け。


その時、オフィウクスの身体である蛇から咆哮が放たれ、私たちは間一髪のところで避ける。
私たちがいた場所にあった山は、いくつか粉砕されてしまった。





オフィ「恐ろしいか、人間!」


ナ「あんの蛇野郎ォ……」


ハ「ナツ!」





ナツが苦しげに頭を押さえる。
支える手に力を込めれば、燃えるような熱が手のひらからひしひしと伝わってくるのを感じた。





ナ「暴れねぇと落ち着かねぇ……」


オフィ「小さいのう、人間」


ナ「お前がデカ過ぎんだよ!」





すっと、オフィウクスが口角を上げる。
その瞬間…再び蛇から眩いほどの光を纏った咆哮が放たれた。

ナツは手に炎を灯そうとするも、その炎はすぐに消え去り、ナツは頭を押さえる。
咄嗟に手を前に突き出し魔法陣を展開しようとするも、それより先に…何かがオフィウクスの咆哮を防いだ。





オフィ「何!!?」





私たちの目の前に立っていたのはヒスイ姫の騎士であるアルカディオス。
剣を構え、咆哮を弾き飛ばしていた。

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マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月28日 21時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2021年8月11日 19時

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