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赤い光が空に浮かぶ星座を照らす。
不気味な光がアストラルスピリタスの空を支配していた。





ウェ「でもどうやってリベラムを……」


レオ「クハハハ!オフィウクスが教えてくれたのだ。
強制閉門された日蝕星霊たちの星座にこの天球儀から力を送れば、リベラムは完成するとな!」





星座を通して星霊界にいる星霊たちに力を送れる。
それじゃあ……強制閉門には何の意味もなかったということ?

唯一の解決策と信じていたのに……





ウェ「そんな……」


シャ「みんなで頑張って強制閉門したのに……」


ハ「全部無駄になっちゃうよ!」


『……。』





考えてみれば少しおかしい。
強制閉門の鍵はヒスイ姫が持ってきたもの、なのに強制閉門される事を想定していた?

過去にも……こういう事があったという事なのか、はたまたオフィウクスが嘘をついているのか。


もし、もしも…私の考えが正しいのならば。





レオ「人間、見るがいい!
あの星の輝きこそ…自由への渇望!」


ウェ「でも!たった12日間じゃないですか!」


シャ「あんたたち、死んじゃってもいいの!?」


レオ「言ったはずだ、貴様らに我らの気持ちはわかりはせん!」





……分からないし、分かりたくもない。

たった12日間の自由なんて、寂しく虚しいだけ。
それに12日が過ぎた後…残された人がどれだけ悲しむのかなんて知らないくせに。





レオ「我が黒き闇に賭けて、リベラムは完遂させる!」





レオの手に灯る闇が、その深さを増す。
不気味すぎるそれに、私は思わず手をぎゅっと握りしめた。





ナ「チッ、させるかよ!」





ナツが地面を蹴り、レオの方へと向かっていく。

リベラムを止めるにはレオを倒すか、天球儀を壊すか。ナツがレオの方に向かうのならば……





『ウェンディ!私たちは天球儀を!
リベラムを止めるには…あれを壊さないと』


ウェ「はい!」


『ダイア、お願い』


ウェ「シャルル、ハッピー!」





エクシードたちが私とウェンディを掴んで飛び上がる。
見据える先には不気味な光を放つ天球儀。

意地でも止めてやる。
その一心で私たちは魔法を放った。

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マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月28日 21時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2021年8月11日 19時

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