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「ルーシィ様はいらっしゃいますか?」
ギルドの扉が勢いよく開かれ、全員の視線がそちらに集中する。
そこにはここまで傘もささずに走ってきたのか……
ずぶ濡れのユキノがいた。
『ユキノ?』
エ「どうしたというのだ、何を慌てている」
ミ「待ってて、今タオルを持ってくるから」
ユキ「……ルーシィ様に。
ルーシィ様に、一刻も早く伝えなければならない事が……!」
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ユキノは金色の鍵を取り出し、机に置く。
それは私たちにも見覚えがあった。
ルーシィが使っている鍵と同じ、黄道十二門の星霊を呼び出すための鍵だ。
エ「それが、天秤宮と双魚宮の鍵か」
ユキ「……はい、ライブラとピスケスを呼ぶ鍵です。
ですが、突然2体とも呼び出しに応じなくなってしまったのです」
『呼び出しに応じなくなった……?』
ジュ「それにしても両方って…」
グ「あぁ、黄道十二門の星霊がな」
ユキ「数ある星霊の中でも特別な力を持つ12体です」
星霊は星霊魔導士と契約し、その呼びかけには応えるよう定められているはず……
勝手に出てきたり、勝手に帰ったりと自由な星霊もいるけど……全く反応がないなんて。
エ「原因はわからないのか?」
ユキ「色々と調べてはいるのですが……
ただ、もしかしたらルーシィ様の金の鍵も使えなくなっているかも……」
シャ「嫌な予感がますます強くなるわね」
ウェ「やっぱり迎えに行った方が……」
グ「ナツもいるし何とかなる……気がしねぇな」
『むしろ悪い方向に向かっていきそうね』
ミ「ウォーレンも仕事に出てるから、念話で連絡もできないし……」
ダ「そもそも遠すぎて念話通じないんじゃない?」
異常気象に偽の依頼書。
そして呼び出しに応じなくなった星霊……。
おかしなことが起こりすぎている。
何事も、なければ良いけど……
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マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月28日 21時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2021年8月11日 19時