検索窓
今日:25 hit、昨日:10 hit、合計:17,212 hit

. ページ20

ダ「……どうする?ユリカ」


『……。』





一瞬のうちにレオも天球儀も姿を消した。
だけどまだ……近くからレオの匂いがする。
決して遠くには行っていないはず。





『ともかく、探しましょう。
さすがにこのアストラル・スピリタスからは出ていないと思うから……』





その時、後方から大きな音がして振り返る。
するとそこにあった大きな山にヒビが入り始めていて……

まさか、とダイアと二人で顔を見合わせた。





ダ「崩れる!!?」


『いや……割れてる!?』





ピキピキと、亀裂は広がっていく。
そしてあろうことか……その山は破裂してしまった。

瓦礫が飛び散り、私は咄嗟に雪の盾を展開した。
まばらな大きさの瓦礫が盾に当たっては、大きな音を立てて地面に落ちていく。
それが繰り返され……ようやく平穏を取り戻した時には、雪の盾にはヒビが入っていた。





ダ「何が起きて……って、」


ナ「ユリカ!?」


ウェ「ユリカさん!」


ハ「ダイアも!」


シャ「どうしてここに!?」





崩れた山の中から、ナツとウェンディ……そしてハッピーとシャルルが姿を現した。
ここが獅子宮の空間だとしたらナツたちはどこに行ったんだろう……って思ってたけど、そんなところにいたとは。

しかもウェンディとシャルルも。




『んー……まぁ、色々と訳があって』


ダ「私たちもよく理解してないんだよね」





ダイアと二人で顔を見合わせる。

砂漠で砂に飲み込まれてここまで落ちてきた……なんて、ナツに話したらあり得ないって笑われる気しかしない。





レオ「オフィウクス!!!」





聞こえた声にハッと上空を見上げる。
そこには天球儀を片手に抱えたレオが小高い山の上に立っていた。





レオ「お前の真の姿を見せてやれ!!!」


ウェ「真の姿?」





突然地面が揺れ、傾く体をなんとか支えた。

すると、レオの後方から巨大な蛇が現れる。
オフィウクス……へびつかい座のオフィウクスね。
確かユキノの契約している13番目の星霊だったはず。





ナ「管理人ってのはそういうことだったのか」


オフィ「そう、私はへびつかい座のオフィウクス。
蛇と一つになったこれこそが真の姿。
そしてこのアストラル・スピリタスという空間は……その全てが我が体。
お前たちは今まで、私の体の中で戦っていたのだ」





蛇の頭部にはブロンド髪の女の人。
オフィウクス、へびつかい座……隠された黄道十二門の星霊……。

……あれ、隠された…って。





オフィ「全て、私たちの思惑通りに……な」

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
109人がお気に入り
設定タグ:グレイ , FAIRYTAIL , 妖精の尻尾
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月28日 21時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2021年8月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。