少女の記憶、少女の運命番外編 2章【FAIRYTAIL】 (ページ12)

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『隠された星……』

ダ「何のことだろう」

ﾌｫ「さあな、オレは星霊に詳しいわけじゃないからそこまではわからない。
そういうのは星霊魔導士に聞くのが一番だと思う」

なら…一度ギルドに戻った方がいいかしら。
いや、でもルーシィもユキノも魔導図書館にいるはずだから直接そっちに………

《……ユリカ！》

『！』

突然、頭の中に声が響いた。
頭の中に直接語りかけるこの魔法…念話だ。
そして、ギルドでこの魔法を使うのは一人だけ。

『ウォーレンね』

ｳｫｰ《よかった！ようやく繋がった！》

『仕事から帰ってきたのね』

ｳｫｰ《あぁ、ついさっきな。
マスターから話は聞いた、オレは他の奴らも探さなきゃならねぇ。近くにグレイとジュビアがいるはずだから合流してくれ》

『わかった、ありがとう』

プツリと念話が切れる。
近くにグレイとジュビアが……今後のことは二人に聞け、ってことかしら。

ダ「念話？」

『うん、近くにグレイとジュビアがいるはずだから合流してほしいって』

私たちは立ち上がり、荷物を手に持つ。
次にやることが決まったのなら、早く向かわないといけない。

ルーシィとユキノのために……星霊たちを早く元に戻してあげたいから。

『フォルア、ありがとう。
もう少し星霊と異常気象について調べてみる』

ﾌｫ「……あぁ、異常気象についてはオレも引き続き調べてみることにする」

『うん、じゃあまた』

私とダイアは家を出て、地面を蹴って飛び上がる。
空中でダイアが私を掴み、ぐるりと一回転した。

そしてふと後ろを見れば……
私たちがいた場所には、もう既に雨が降り始めていた。