story21 ページ22
『水竜の…硬波!!!』
「氷上の剣・斬!!!」
ガシャン、と音がしてクァルトゥム兵は倒れる。
もう何体倒したか……私とダイアも肩で息をしていた。
しかし…いくら攻撃して倒してもクァルトゥム兵は起き上がるし、地面から湧き出てくる。
本当にキリがなくて困る。
「コイツら、何体いるの…」
『まるで不死身の兵ね』
その時、
『!』
上空に突然、魔法陣のようなものが現れる。
黄色い魔法陣は星空を埋め尽くすように展開されていて……
ステラの星空は不気味な魔法陣に支配されていた。
『っ、何が!起きてるのっ!』
クァルトゥム兵を倒しながら空を見上げる。
突然現れたクァルトゥム兵に突然現れた魔法陣。
やっぱり神殿で何かあったのか……この状況には
……原因は考えれば考えるほどそれしか浮かばない。
……神殿に向かいたい、けど。
目の前のクァルトゥム兵をどうにかしない事にはここから動けない。
「なに、もうへばったのか?」
『っ、なわけ!』
「だよな、こんくらいでへばられちゃ困るわ」
背後から殴りかかるクァルトゥム兵の拳を片手で受け止める。
あぁ、もう、本当に面倒臭いわね。
『水雪竜の…水流硬雪!!!!』
大きな波に乗せられ、大量の雪がクァルトゥム兵を押し潰していく。
決定的なダメージを与えないと、こいつらはすぐに起き上がってくる。
今のうちに畳み掛けるしかない。
『雪の形質を氷に変化……雪氷砕破!!!!』
「光の剣・斬・光彩!!!」
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作者名:セレーナ・ラフィーネ | 作成日時:2021年7月30日 20時