少女の記憶、少女の運命 12章【FAIRYTAIL】

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ナ「グレイとユリカの野郎………

　 どうしちまったんだ」


ル「あれは絶対に何かに取り憑かれてる 

　 もしかしたら誰かに操られてるのかも」


ルーシィは確信をもってそういった。


ハ「そうだよ、2人がこんな事するハズないよ」


ハッピーもまた、確信をもってそういった。


ナ「まさか、ユリカに会えるとは

　 思ってなかったけどな………」


ハ「ねぇ、女神信仰教団(フィーディスデア)って何？」


ハ「女神信仰教団っていうのは

　 女神っていうゼレフにもっとも

　 近いとされた人を信仰する教団」


つまり、黒魔術教団に似たようなものだ

その信仰対象が女神なだけ。


ナ「ユリカがそこのマスターなのか………」


ル「うん、それには驚いた……」


ハ「ユリカも、紋章……消しちゃったのかな」


ハッピーがそういって暗くなったところに

豪門がやって来た。


しかし、何故かナツ達の牢屋とは違う方向へ

豪門は頭を下げた。


ル「誰もいない所におじぎした！！」


ハ「怖っ」


ナ「グレイはどこだっ！つれて来いや！！」


ナツはそういって檻に体当たりする。


豪「グレイ殿も他の皆も

　 すでにここにはいませんぞ 

　 浄化作戦のため出発なさいました」


ナ「じゃあユリカだ、連れてこい！！」


ナツはそういうが、豪門は首を横にふった


豪「ユリカ殿も浄化作戦に加担するため、

　 女神信仰教団へと戻られました

　 拙僧は貴様等が誰の差し金か聞き出すため

　 拷問に参った」


ハ「浄化作戦！？」


豪「魂の浄化それは穢れなき死………

　 幾つもの死はやがてゼレフを引き寄せる」


その作戦に……

ユリカもグレイも加担しようとしているのだ


ル「妙な事に2人を巻き込まないで」


豪「ムッ、お気づきになったか。拙僧が

　 ゼレフ卿のコ…コスプレをしてる事に……」


ル「知るかー！！」


ルーシィは全力でつっこみをいれた。


豪「ゼレフ卿を愛するあまり東洋で

　 入れてもらったこの文字……

　 漢字の事はよく知らぬが抹茶(ゼレフ)

　 と読むらしい」


ル「抹茶(まっちゃ)って読むのよソレ」


豪「！！ えーいやかましいぞ小娘！！」


豪門は拘束具を操り、

ルーシィの手錠を天井に付けた。


ハ「あいつ拷問具を操れるんだ！！」


ルーシィを放せと詰め寄るナツをも

豪門は壁に取り付ける。


豪「そこで見ておれ、豪門の拷問ショーを」

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