少女の記憶、少女の運命 10章【FAIRYTAIL】

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太陽の村での仕事からはや、数週間………

魔導士ギルド妖精の尻尾は今日も賑やかだ。


レ「これ見て」


そういって、レビィが指差したのは

とある本のとあるページ。


レ「END、詳しくは書いてないけど………

　 ララバイやデリオラなんかとは

　 比較にならない悪魔らしいね」


ル「最強のゼレフ書の悪魔って事かしら」


ｳｪ「怖いですね」


これまで見てきたララバイやデリオラも

そうとう強かったと言うのに、

ENDというやつはどれほどだと言うのか。


ナ「そのENDっていう悪魔を冥府の門が

　 持ってるかもしれねぇんだよな

　 そんで………そのENDを破壊しようとした

　 イグニール、うん……わかってきたぞ」


ｳｪ「え？何がですか？」


ナツは珍しく真剣に考えているのかと思ったが

そんなことはなかったようだ。


ナ「冥府の門に殴り込む」


ガ「賛成！！」



ル「わかってないじゃん！！」


そもそも、冥府の門は謎が多い。

ギルドの位置も評議院でさえつかんでいない


ナ「でもなァ……イグニールの居場所の

　 手がかりだしな」


ｳｪ「そうですね、グランディーネも」


ガ「もしかしたらメタリカーナとも

　 繋がってるかもしれねぇ」


滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)たちはみんな必死なのだ、

何とかして自分の親である竜に会おうと。


ル「ユリカの竜、スワンフォーラもねぇ………

　 そういえばユリカは？」


ｳｪ「そういえば見ませんね」


ウェンディがキョロキョロとギルドを見渡すも

ユリカの姿はどこにもない。


ダ「ユリカなら評議院に行ってるわよ」


ナ「ゲ、評議院」


ガ「何かやらかしたのか？」


ガジルのその言葉に、ダイアは首を横に振った


ダ「違うわよ、評議院にある書庫に行くんだって」


ル「え、評議院の書庫？」


ダ「うん、何か調べたいものがあるんだって

　 それで昨日から出掛けてるわ」


その時…………だった、


ｼﾞｪｯ「大変だぁ──っ！！！

　 大ニュース───！！！！」


ジェットとドロイが新聞を持って

駆け込んできた


ｼﾞｪｯ「評議院が……爆破された！！！」


ﾄﾞﾛ「それだけじゃない！

　 9人の議員が全員死んじまったらしい！」


その言葉に、ナツ、ルーシィ、ウェンディ……

先ほど話をしていたメンバーが目を見開く


ル「待って、評議院って…………」


ナ「ユリカが………！！」


ｳｪ「そんな……っ」


ダ「ユリカ………」

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