少女の記憶、少女の運命【FAIRYTAIL】 (ページ28)

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ユリカside

『ネズミが飛んでる！！』

どういう原理で飛んでるの………？

ありえない。

ナ「何だ？あのバケツは！！？」

ル「空…って落とし穴の意味ないじゃない！」

私の予想は当たってたね、ルーシィ？

っと、今はそこじゃない。

その時、バケツからなにかが一滴たれてきた

ル「ゼリー？」

それはちょうどルーシィのところにたれてきた

ナ「ルーシィ！！！」

ル「きゃああっ」

ナツがルーシィを掴み、その場から退く

そして………地面を見てみると

ルーシィがいた地面は溶けていた

ル「ひっ！」

『危ない臭いがする………』

滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)は鼻がいい

ナツも同じことを思っているようだった

あれは、只のゼリーじゃないね

「あのバケツいっぱいにこれが！？」

村の人たちはどんどん落ち着きを無くしていく

ｼｪ「アンジェリカ、おやリになって」

「チュー」

ネズミがバケツの中身をバラまいた

ル「こんなの、

　どうやって防げばいいのよ！！」

このままじゃ、村が全部消えてしまう

もちろん村の人たちも…………私たちも。

『………村の真ん中に集まって！！』

ル「ユリカ！！」

皆が村の真ん中に集まる

『水竜の……咆哮！！！』

私は咆哮をゼリーにぶつけ………

ゼリーは村の真ん中を避けて飛び散った

「ああ……村が……。」

ル「何とかなったけど、

　村は酷い事になったわね」

ハ「あい」

ナ「さすがユリカだな」

『………ごめん、皆を守るので精一杯だった』

ｼｪ「零帝様の敵は全て駆逐せねばなりません」

ル「！！」

後方で声がした

ｼｪ「せめてもの慈悲に一瞬の死を

　与えてやろうとしたのに………どうやら、

　大量の血を見る事になりそうですわ」

ナ「あ？」

″バシャーッ″

『それはお気遣いどうも』

「「！？」」

私は大量の水でネズミを仕留めた

『まず、一匹』

ｼｪ「な…なんですの………この魔力……」

『次は誰？

　私の仲間と依頼主に手を出したんだ………

　容赦するつもりはない。』

ル「ユリカ！！」

仲間にはこれ以上手だしさせない！！