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「ナツ!!今助けるよ!!」
「待って、ハッピー!」
「ポゲー!!」
「オスネコ!!」
「ハッピーになにすんのよ!!」
「・ハッピーは空を飛ぶ ・運べるのは一人 ・戦闘力は無し。情報収集完了」
ナツを助けようと翼で飛ぼうとしたハッピーを制止したものの、間に合わず。グレイによって氷漬けにされてそのまま地へと落ちる。ヒビキやルーシィが闇に落ちた云々と言っているのが聞こえるけれど、違う。これは、( ……これはジェミニだ )
「グレイから見たルーシィ。・ギルドの新人 ・見た目によらず純情 ・星霊魔導士。ほう…星霊ね。面白い!!」
「!」
容赦無く攻撃の構えに出たグレイ ── 否、ジェミニに対して、ヒビキとふたりでルーシィの前へと出る。攻撃を防げば、ヒビキも気付いのか、違うねと呟くのが聞こえた。
「君はグレイくんじゃない。何者だ」
「え? グレイじゃない!?」
「グレイから見たヒビキ。・青い天馬。・男前。・詳しく知らない。チ…情報不足か」
「…!」
「グレイから見たA。・妖精の尻尾所属のS級魔導士で実力者。・ルックスはかなり好み ・昔から謎が多い、秘密主義 ・その割りには仲間想いで、放って置けない ・火の造形魔法を主に複数の属性を操る ・治癒魔法の使い手 ・星霊魔導士。へえ、もうひとり居るのか」
( ……余計な情報が多々、有った気がするけど ) ヒビキを見たかと思えば、次は私に視線が向けられて。ペラペラと話す敵に眉間を押さえつつ、軽く溜め息を着く。グレイに本来の魔法、滅竜魔法の事がバレていなかったのは不幸中の幸いと言うべきだろうか。
「あんた、誰? ……あ!あたし!?」
グレイの次はルーシィへと姿を変えたジェミニ。先程、覚えた違和感が此処でもあって。グレイの場合、レーサーと戦っていた時点で、怪我を負っていた上に上着は脱いで居た。それを態々、自らが回収するようなタイプじゃない事は良く知っている。
現に目の前のルーシィもそうだ。今、横に彼女は少々怪我を負っているし、作戦が開始した時よりも服も破けていたり汚れていたりする。恐らくは、模倣した時点での容姿をコピーしているのだろう。( 若しくは、その人の万全な状態か。でも、 )
「君、頭悪いだろ? そんな状況でルーシィさんに変身しても騙されるハズがない」
「そうかしら? あんたみたいな男は女に弱いでしょ? うふ♡」
どうしてなのだろうと考えていた時、何を思ったのか服を持ち上げた
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ゆきっき(プロフ) - いつかヴェンディが真実を知る日をずっと楽しみに待ってます! (2022年8月4日 0時) (レス) @page46 id: e77387d96a (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続き待ってます (2021年6月11日 16時) (レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しく思います。また近々続きの更新して下さると嬉しく思います。更新を楽しみに待ってます。 (2021年3月31日 6時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しいです。更新を楽しみに待ってます。 (2021年1月21日 21時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。返信待ってます。 (2020年7月28日 18時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗葉 | 作成日時:2019年11月30日 19時