第25話：星霊合戦 （ 1 / 7 ） ページ16
「ヒビキ。他のメンバーと連絡は？」
「ニルヴァーナの魔力の影響を受けているようで、誰とも繋がらないんだ」
光が闇に落ちている。将又…光のままだとしても、六魔将軍と相対しているかも知れない。様々な状況を考慮する。そしてこの中では唯一、全員との連絡手段を持っているヒビキに尋ねれば、首を振った後に眉を下げて、申し訳ないと言いながらそう続けた。( 魔法は便利だけど…決して万能じゃない。それは皆が分かっている事 )
「アクア、朱雀。手分けして、上空から味方を探すのをお願いしても良い？ もし、見付けたら私達やエルザの事を含めて今の状況を説明を。負傷しているようだったら無理はさせないように」
「承知！」
「攻撃を受ける可能性も無きにしも非ずだから、警戒も怠らないように。お願いね」
「はいな！A達も気を付けてね！」
「承知しました！行って来ます」
ならばと鍵に触れて、朱雀を喚び出す。そして今の状況を軽く説明し、アクアにも声を掛けて、ふたりへと指示を出す。そしてふたりが飛び立ったのを確認して、これで少しは何とかなると思うとふたりを見た。
「ネコちゃんは未だしも、星霊にも命令じゃなくて、�爐�願い�瓩覆鵑世諭�
「私たちと同じ意志のある者だから。道具でも何でもない。だからこそ、対等で、仲間で居たい。…それに私自身、命令されるのは好きじゃないし」
ヒビキの言葉に、まあと頷いてはそう続ける。多分、契約してるというよりは契約させて貰ってるという感覚が強いのも一つだけど…大きな理由としてはそこだ。彼女達が私に力を貸してくれるように、彼女達が困ってるなら力を貸したい。いつでも頼って貰えるように、対等で、仲間で居たい。
残念な事に中には道具や下僕のように扱う様な人も居て。星霊魔導士全員が全員、そんな考えだとは思わないけれど…ルーシィは私の考えに賛同してくれるのか、うんうんと頷いてくれて居た。
「あれ、見て！」
「！ グレイとナツ、？」
「でも、なんか様子が変だよ！？」
「サジタリウス！」
川の流れる音が聞こえて来た頃、突然声を上げたハッピー。その先には伏すナツと、その彼をまるで殺そうとしているように氷の槍を構えるグレイが居て。
「何してんのよ、グレイ！！」
「であるからして、もしもし」
ルーシィの召喚したサジタリウスが、ナツにもグレイにも当てること無く、正確に二人の間へと矢が撃ち抜かれる。そして良く見れば、ナツが居るのはイカダの上のようで。乗り物酔いの所為なのだろうと思った時、其処でふと違和感を覚えた。
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 188人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきっき(プロフ) - いつかヴェンディが真実を知る日をずっと楽しみに待ってます！ (2022年8月4日 0時) (
レス) @page46 id: e77387d96a (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - 続き待ってます (2021年6月11日 16時) (レス) id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しく思います。また近々続きの更新して下さると嬉しく思います。更新を楽しみに待ってます。 (2021年3月31日 6時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しいです。更新を楽しみに待ってます。 (2021年1月21日 21時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。返信待ってます。 (2020年7月28日 18時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紗葉 | 作成日時：2019年11月30日 19時
