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場の空気が熱く、真剣なものに変わる。
ナツが拳に炎を纏って敵へと向かう。
グレイが合わせた両手から冷気を放出し、新たに氷の造形物を作り出す。
エルザが多彩な剣を構え、多くの剣と羽を模した鎧へと換装する。
リサーナが
ルーシィは金銀に輝く鍵の束から一本を取り出し、異界へ繋がるゲートから星霊を呼びだす。
「行くぞ！！」
エルザのの声を合図に一斉に動き出した。
それぞれが自らの敵と戦い始める。場所が広いのもあってかそれぞれが戦う場所から少しだけ距離がある。
それでも周りの仲間もサポートする。距離があっても基本的には問題にならない。全員が周りを見て行動している。仲間の存在を常に意識して、手慣れたように連携する。
普段から喧嘩していても、こういう時は本当に息ピッタリなんだから、とルーシィは心の中だけで思った。
リサーナとも何の問題もなく一緒に戦えていることにほっとしながら、戦闘を続ける。
屋敷から出てくる生物は数が多く一人で二体三体を相手にしなければならない。しかし強さにも大きく差があり、一撃で倒れるモノもいれば、全くダメージが通っていないような感触のモノまで。
ルーシィもすでに何体か倒しているが全くきりがない。一体どこにこんなに多くの生き物が収容されていたのかと思うほどに。
ナツが相手をしているのは最初の牛ゴリラと鷲の翼と上半身を持ち、ライオンの下半身をもっているように見える生き物、人面が三つほど並んだ巨大な四足歩行の生き物。
二体目の生き物は伝説上の生き物の特徴に似ているが、いかんせん造形が歪んでいる。まるで似せようとして失敗したようだ。
グレイのところには巨大な芋虫の上から手が数本生えているモノ、オオカミの頭の鳥と他と比べると小さな生き物が数匹。小さなものはそこまで強くはないだろうと思われた。
三メートルを超える大蛇。その口から時折覗く舌は、潰れた顔のようなもので出来ていた。その横には馬の胴体にさまざまに形を変える、スライムのような頭を持ったモノがいた。
この二体はエルザが相手をしていた。
リサーナとルーシィは元々火力があまりないので周辺の雑魚を片付けていた。その合間に仲間のサポートをこなしている。
比較的小さめな小動物が原型となっているであろう生き物に向かって攻撃を加えていく。
小さな雫が肌を伝った。
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理胡(プロフ) - もう更新されないんですか？？すごく面白いので更新していただきたいです！！！ (2020年4月3日 21時) (
レス) id: 98dc83a74b (このIDを非表示/違反報告)
beeness - 面白いです！！続きを楽しみにしてます！ (2018年9月27日 13時) (レス) id: 1f688be4c1 (このIDを非表示/違反報告)
リセッシュ - もう更新しないのですか？ずっとまってますからね((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (2017年3月19日 20時) (レス) id: 1676d4189b (このIDを非表示/違反報告)
リセッシュ - つづきが気になります！ 更新まってます (2017年2月4日 8時) (レス) id: 1676d4189b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2015年12月30日 14時) (レス) id: 8bbb6dca12 (このIDを非表示/違反報告)
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