元、player 【undertaleAU】 (ページ14)

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弾を放つ。ページ14

「化け物め……！」

「……あの、話を聞いている？」

いや、全く聞いていない。

「もういいわ」

殺してしまおうか、とも思ったが。

死んだら、少し面倒臭い。

「……油断したなっ！」

後ろから、ナイフを持って飛び掛ってきていた。

油断、だって？

「勘違いも甚だしい」

折角殺さないであげたのに。

まあ、それでも殺さないけれど。

瞬時に振り返り、彼の首を掴んで押し倒す。

「ぅ……ぐ、ぁ……」

「……武器屋はどこ？」

「お前ぇ……」

何を苛ついている？

……これから闇auとして働くなら、人心掌握や把握も必要ね。

まあ、bossの能力でどの感情を抱いているのかは分かるけど。

「……なら、貴方の組織と関わりのあるところ……などでも構わないけど」

「教えるわけっ……無いだろ……それにっ、俺みたいな下っ端が知ってる訳ない！」

「そうね、貴方が本当に下っ端なら、だけど」

まあ、嘘はついてないみたいだけど。

「残念だが、俺は本当に下っ端だ。変な期待をするな」

コイツ洗脳しといた方がいいかな……

一応使えるけど、多少私に想いが無いと……

それも、好意的な……

「へぇ……貴方、それでいいの？」

「は？」

「ファミリーのメンバーで上は大体決まってる。この先上に行くには、何年、何十年かかかる。もし上に上がれたとして、それには相当なことをしなければ貴方には不可能でしょうね」

「ンな事……分かってんだよ」
「でもそうしなきゃこの世界じゃ生きてけねぇ」

哀れ。

そんな事で、諦めるなんて。

「ねぇ、貴方……_____？」

「はっ……！？」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「さて……」

教えてもらった武器屋へ向かう。

情報によると、裏路地にある機械にパスを入力すればいいらしい。

残念ながらコードがなにかは知らないらしいが、まあハックするので問題は無い。

「よお、嬢ちゃん。見ねえ顔だな」

「あの方から教えてもらったから」

ま、これで通じる。

「そうかい。何をお探しで？」

実用性のあるもの……がいいけれど。
大丈夫、三次元にいた時に銃の種類は調べた事がある。

「コンバットナイフと、ファイブセブンを」

ファイブセブン……「FN-Five-seven」

四十五口径だからファイブセブンらしい。
なんでも、強化プラスチックで出来ているのだとか。

「はいよ」

「……試し撃ちをさせて」

「奥の射撃場で頼むよ」

「ええ」