検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:242,062 hit

17 ページ17

「どう?例の企画は進んでる?」





今日はニカと玉、3人でのラジオ収録

俺の目の前に座る2人が、ニヤケ顔で俺に尋ねる





「まあね。ケーキとプレゼントは順調かな。」

「まぁ、その二つは必須だよね。」

「ケーキ、どんなのにすんの?」

「まだ内緒。明後日、打ち合わせなんだ。」

「え?ケーキに打ち合わせ?ガヤ、どんなの作るつもりなの?なんかワクワクして来た(笑)」

「ケーキ爆発とかしないよね?」

「バカ。それじゃ、サプライズどころかマジドッキリじゃん。」





ゲラゲラ笑ってるニカと玉

相変わらずこいつらの会話はバカっぽい





「プレゼントは?もう買ったの?」

「一つはね。」

「え?いくつあげるの?」

「んー。30歳の記念だからね。二つ考えてる。」

「そっかぁ…」

「もちろん何買うかは…」

「内緒。」

「ですよねー!」





また2人で大笑いして…こいつら、いつでも楽しそうだな





「サプライズはそれだけ?」

「いや。あと一つ…大きなサプライズがしたいなぁと思ってるんだけど…」

「…例えば?」

「うーん。せっかくコンサートでやるんだからさ、ファンの子にも参加して貰える事を…って思ってるんだけど…」

「なるほど…」

「何が良いか迷ってんだよね…」





俺の言葉に顔を見合わせたニカと玉

ズズッと椅子ごと俺に近寄って、





「んじゃ、少しだけ手伝ったげる。」





と爽やかに笑って見せた





「ファンの皆に手伝って貰うなら、当日、ミツにバレないように協力をお願いしなきゃなんない。」

「しかも、ぶっつけ本番で出来るような簡単なものでないとね。」

「そっか…。そうだよな…」

「ミツがビックリするような事をするなら、少し手の込んだ事した方が喜んでくれる可能性は高い。」

「なるほど。」





2人の与えてくれるヒントが、少しずつ光をくれる気がする





「で、サプライズのタイミングは?」

「タイミング?」

「MCの時?アンコール?」

「そうだね、それによっても出来る事は変わって来るかも。」

「あ…。」





ちょっと見えてきた気がする…





「なんか思いついた?」

「うん。漠然とだけどね。」

「俺ら役に立った?」

「うん。かなり。」

「じゃあ、焼肉ね。ガヤのおごりで。」

「は?」

「俺は寿司が良い。」





おいっ!って思ったけど、確かに助けられたからな…





「次までにどっちか決めておいて」





喜ぶ2人の声を背に局を後にした






.

18→←16



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
884人がお気に入り
設定タグ:藤北 , Kis-My-Ft2
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MISA | 作成日時:2015年11月1日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。