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『────』
俺はいきなり黙った藤ヶ谷に違和感を感じ見あげたら、その目は俺を見つめていた。
「な、何だよ・・・?」
──ガタタンッ
すると藤ヶ谷は電車の音に掻き消されるような声で俺の耳元で呟いた
『...ひろ、もしかしてさっきから俺の胸で乳首擦れて感じてる?特に左側の。』
こっこれも絶対わざとだろっ…///
「そっそんな訳ないだろっっもういい加減離れろよ...!!」
『ホントに?...すごく固くなってるみたいだけど?ここ』
そう言って藤ヶ谷は俺の左側の乳首を何度もさすってきた。
「──あっっ!わぁ...ちょっ…///」
声ちょっと出ちゃったし、こっこの体勢だと俺の乳首が完全無防備だ・・・俺はこうなったらしょうがないと自分の手で完全に胸をガードした。
『・・・ふーん、でも...今度はコッチががら空きになってるよ?』
「──っっ!?」
今度は俺のフリーになった股の間を目掛けて藤ヶ谷は膝で股を刺激するように押し上げてきた。
「やっやめふざけんな...っ…///」
『あれ、ひろの何かちょっと固くなってない?やっぱり乳首感じたとか?』
「...だっ誰のせいだよ!」
『あ、昨日俺がソコ噛んだせい?ああいうの初めてだった?』
俺はとうとう耐えられなくなり、藤ヶ谷を上目に半泣きになりながら睨みつけていった
「──あ?当たり前だろっ...こういう事すんのが俺への仕返しって訳!?ホントお前ってド変態っ・・・!」
『別にいいよ、ド変態でも...どうせもう7年前にひろにフラれてるし。』
藤ヶ谷は悪びれる様子もなく淡々と言い放ちまだ尚刺激を続けてきた
『──あ、ホラそろそろ駅着くよ。出る時気をつけて押されないように腕掴んでるから』
・・・
「──別にいい...?」
『ん?』
「そんな訳あるかーー!!」
発言に耐えられなくなった俺はまたもや発狂し、藤ヶ谷の頬をビンタしてそのまま先に電車を降り1人で学校に向かった。
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作者名:みっこ | 作成日時:2019年4月8日 19時