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「はあぁ...思いっきり寝不足」


昨日、藤ヶ谷が俺の乳首噛んだせいでちっとも寝付けなかった・・・。


「〜〜っっ…///」


布で擦れる度にちょっと反応しちゃうし...


まあ俺も7年前のことを謝るどころか更に殴って変態よばわりしちゃったけど、いやでも昨日は、アイツが悪い...


『やっぱり、許せないかも。』


はあぁ...これからもああいう藤ヶ谷の仕返しは続くんだろうか。


「いってきま──」


はっ!そっそういえば藤ヶ谷んち、めっちゃ近所だった。もしや朝から嫌がらせされるかもと、俺は急いで近くを見渡したが藤ヶ谷はいなかった。


「わっいつもの電車に遅れそー!」


ひとまず藤ヶ谷の事は忘れよう・・・



──プルルルルル・・・
ドアが閉まりますご注意下さい〜



良かったー何とか間に合った。しかし毎度すげーラッシュだな〜



──ぴとっ...



ん・・・?なっ何か後ろの人やけに密着して..えっちょっこれやばくね!?



─すう、すう...っ



なっ何・・・?かっ髪のニオイ嗅がれてんの!?しばらくそのまま耐えていると今度はその手がおしりに..



こっこれはもしかしなくても...ちっチカン!!?
ギャーっどっどうすれば、降りる駅までこっち側ずっと開かないじゃないか〜っ!!



「──あっっ!…///」



とうとう手は俺の股間あたりをさすってきた。さすがにやりすぎだろコレ...ッ



「・・・ちょっと、やめ──」



俺は耐えられなくなって注意をしようと後ろを振り向いた瞬間、見知った顔に言葉を失った。



『──ひろ、スキありすぎ。』


「なっ...なっふっっ藤ヶ谷!?///おまっ何で」


『別にたまたま一緒の電車で偶然にひろが前に居ただけだけど?』


いや、絶対ウソだろ...っっ


「...ずっと俺のあとつけてたのかよ///っていうか何だよさっきの、あっあんな尻っ」


──ガタタンッ


『...おっと、』


電車の揺れで押され前から藤ヶ谷に抱きしめられるような形になってしまった。しかしこの状態、狭すぎて後ろ向けないし、うぅ...シャツ越しに藤ヶ谷の体温が…



揺れる度に乳首が藤ヶ谷に擦れて…///



「...あっあんまりくっつくなよっ!?」


『仕方ないだろめちゃ混んでるんだし、凄いな日本の電車のラッシュって』


くっつくなって言ってるのにどんどん近くなるし...ヒィィ擦れるーっ!!しかも、この前噛まれた左側だけやたらと…///


「...アメリカってちがうの?」


『向こうじゃ学校行く時は大抵スクールバスか車だから』


「へ、へぇー」

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作者名:みっこ | 作成日時:2019年4月8日 19時

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