10 K ページ11
──ザワザワ
「ねぇ...ちょっと...」
「・・・っっ」
俺は学校に着いてすぐに自分の席に座った。そして物凄く機嫌が悪い...あいつのせいで
「どう見ても北山くんと藤ヶ谷くん...」
「け...ケンカ...??」
「ふっ藤ヶ谷くん大丈夫!?」
「はい濡れタオルー!ほっぺた冷やした方がいいよ?」
「ちょっと北山くんヒドくない!?」
どいつもこいつも藤ヶ谷の味方しやがって...そいつはな、ちっチカンなんだぞー!
「何だよ俺ばっか...!そもそも藤ヶ谷が悪いんだよ電車であんな...っっ」
「あんなって何よ??とにかくこんな風に殴るのは良くないでしょ。謝りなよ北山くん!」
『──いいんだ...ありがとう。昔俺のせいでこいつとは気まずい別れ方したから』
「小学生の時の?いくら何でもケンカ引きずりすぎだよねそれは」
しれっとかっこいい言い方しやがって、クラスの女子みんな藤ヶ谷の味方かよ...
「はい、タオル北山くんも手冷やしときなよ?何があったのかは知らないけどさ、ちゃんと仲直りしなよ〜」
「...あ、ありがと...」
優しい女子に助けられながら、藤ヶ谷の方をみたら丁度お互い目があった。
確かにこんなん状態で、藤ヶ谷と同じクラスで1年間過ごすのもイヤだよな...
『──ひろ?』
「ちょっと一緒に来て!」
『えっ?』
「ここじゃ話しにくいから!」
クラスの皆に見られながら、俺は藤ヶ谷を引っ張りながら屋上に連れ出した。
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作者名:みっこ | 作成日時:2019年4月8日 19時