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──事の発端は、高校3年の新学期
わいわいザワザワ...
掲示板には新しい3年生のクラス表が張り出されていた。
「ギャーっ!!!
うっそー俺だけ違うクラスになってる(涙)」
二「ほんとだ!ミツだけA組じゃん。
2年ずっと同じだったのに残念だね」
玉「俺ら3人の腐れ縁もここまでだったね〜」
1.2年と同じクラスで仲が良かった、二階堂と玉森は二人ともB組で俺一人だけ別のクラスになってしまった。
「うぅ、何で俺ひとりだけ離れ離れに...寂しいよ〜心細いよ〜(泣)」
俺は泣きながら2人に抱きついた。
玉「大丈夫だよ、ミツだったらすぐ仲いい奴が出来るよ」
「玉ちゃん、そういう事じゃなくてさぁ..」
二「まあ、休み時間に俺らのクラスに遊びにおいでよ!!」
「くそー、ショックうけてんの俺だけかよ」
二人とも他人事みたいに薄情者め。俺は結構ダメージくらってるのに...
玉「まあ別々のクラスになったっていってもそれ以外は今までとは一緒だし。今日の帰りまた駅前のドーナツ屋寄ってこーよ」
二「おっさんせーい!!」
──やっぱり、『新学期』は好きじゃない。進級とかクラス替えとか、色々気が重い。
だけど、この時期俺が思い出すのは小5の春休みアメリカに引っ越した、『ふじがや たいすけくん』ていう友達の事だった。
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作者名:みっこ | 作成日時:2019年4月8日 19時