この薄汚れた世界の中で【2nd.】 (ページ30)

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菅沼「もう!何訳分からない事言ってるの｡Aちゃんに早く服着せといてって言ったのに」
困ったように眉を下げるすがぽん

立花｢潤､どういう事?｣
少し不服そうな顔をした立花さん

間島｢へぇ……色っぽくていいんじゃない?｣
何故か嬉しそうな間島さん

近藤｢ちょっ､Aちゃん風邪ひいちゃうよ!｣
心配しつつ､真っ赤な顔を背ける近藤さん

小野｢ほんとにごめん､Aちゃん｣
しゃがみ込みながら、謝罪をする小野さん

日野｢……｣
無言で何かを考えている日野さん

『見苦しいところ見せてごめんね｡』

間島｢いや?全然｡にしてもイイ身体してるよね｣
何をを血迷ったか､腰に手を回し耳元で囁いてくるこの人は､シンプルに変態｡
『間島さん､シバきますよ』
間島｢えっ｣

日野｢ねぇ､どいて｡A､これ羽織って｣
間島さんを押し退け､ジャケットを肩にかけてくれる日野さん｡前も思ったけど､イケメン過ぎない?素肌のガード率､貞操帯よりつよくない?何言ってんだ私は｡

日野｢これ以上Aの身体見られたくないっていう我儘だから｡気にしないで｡｣
うわ､好き｡かっこいい｡誰かとは違って｡

……誰かとは違って｡

福山｢Aさん聞こえてます｣
間島｢同じく聞こえております｣
『聞こえるように言ってるんで｡ねぇ?』

福山､間島｢申し訳ございません｣