＋2℃.

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＜北side>








『ﾊﾟﾀﾝ･･･』


北 ｢はぁ･･･もぉあちぃなぁ･･･///｣


藤 ｢フーフーしてあげよっか？｣


北 ｢わあっ！？｣









もぉいっそこの中に入りたいとか思いながら、

扉を閉めた冷蔵庫にデコをつけて項垂れてると、

いつの間にか背後に藤ヶ谷様。怖ぇよっ！！(泣)









藤 ｢遅いから迎えに来たお♡笑｣


北 ｢いや、まだ1分も経ってないわ(苦笑)｣



グイッ



北 ｢！？｣


藤 ｢1分1秒が惜しいんだよ、お分かり？ｸｽｯ｣









藤ヶ谷の横をすり抜けようとしたら、

まるで社交ダンスのごとく腕をグイッてされて、

クルッてなったら腰をグイッとされて、決め台詞。









北 ｢お･･･分かりません･･･///｣


藤 ｢はい、失格。刑を執行します｣


北 ｢へっ！？ちょちょちょ、刑って！？｣









グイグイと腕を引かれて寝室に戻されると、

横になれと言われ言う通りにし、

隣に藤ヶ谷が横になると俺の体を横向きにし、

布団を掛けられ、後ろから軽く抱き締められた。









北 ｢？？？？？｣


藤 ｢おやすみ｣


北 ｢って寝るんかいっ！！！｣









何をされんだってビクビクしてたのに寝るとか、

そりゃあ突っ込まずにはいられず、

思わず勢いよく起き上がってしまった。









藤 ｢だって、ほら｣









布団からモソモソと腕を出すと、

近くに置いてある時計を指差した。

その針はまぁいい時間を指していた。









藤 ｢もぉ寝ないと明日に響くだろ？｣









いつの間にこんな時間経ってたんだろ･･･。

横になったままの藤ヶ谷を見ると、

｢イチャイチャ我慢の刑ね｣と微笑んだ。なにが我慢だ。









『ﾎﾟｽﾝ･･･』


北 ｢今日は朝が遠そうだわ｣


藤 ｢ん？｣


北 ｢まだ寝れねぇもん｣









そんな刑、全然余裕･････････じゃない。









藤 ｢ｸｽｯ･･･そりゃ困ったね｣


北 ｢うん、困る。癒しが足んねぇからだぞ｣









今日はもぉ寝れない気がする。

いや、寝るのが勿体無いと思ってるのかも。

この甘い時間が凄く愛しくて愛しくて、

藤ヶ谷とずっとくだらない話をしてたいと思ってる。

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