＋2℃.

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＜北side>









北 ｢ぬぁ〜〜フッッ｣


『ボフッッ』









初日を迎えて2、3日目までは、

帰ったらすぐにベッドにダイブしてた。









北 ｢あ〜〜〜〜｣









でも6日目が終わる頃にはすっかり体も慣れ、

飯食いに行ったり、別の仕事の事を考えたり、

そしてマッタリするまでの余裕が出来るようになった。






全部終わってからのベッドダイブはマジ最高。






寝るまでは毎日秒読み。

でも疲れてるとは思わない。

そりゃ足とかちょっとダルかったり、

声も枯れ気味になっちゃったりしてるけど･･･






疲れたと言うより充実してるって感じ。






疲れたなんて言うには勿体無いほどの充実感。

次はあーしよう、こーしようってワクワクしてる。

回を重ねる毎に｢凌｣が確立していく感じで、

もぉ凌を演ってるってより俺も凌を見てる感じ。

凌の成長に自分が追い付いてないかもと思うほど。









北 ｢ん〜･･････ｽｰ･･｣


『ﾋﾟﾛﾘﾝ･･･』


北 ｢っ！？｣


《藤ヶ谷：お疲れ様。金曜千賀と観に行くよ》


北 ｢おぉ･･･まじか｣


《了解》


《藤ヶ谷：会いに行くね》


北 ｢･･････楽屋に？それともうちに？｣









まぁ、どっちでもいいか。









《分かった、待ってる》


『ﾋﾟﾛﾘﾝ』


北 ｢ブッ(笑)｣









見慣れない新しい動くスタンプ。

そいつがチュッチュッと投げキッスをしてくる。

わざわざ俺のために買ったのか？と思うとにやける。



その後｢おやすみ｣と書かれたスタンプがすぐ来て、

俺もおやすみと返すとまた投げキッススタンプw









北 ｢女子か(笑)｣









こうゆうとこマメと言うか可愛いらしいと言うか、

藤ヶ谷らしいなぁってなんか肩の力が抜ける。









北 ｢もぉ全然会ってねぇな･･･｣









仕事では会ってるけど2人でってのは全然で、

舞台が始まる前が最後だからえっと･･･






って、まだ10日か。






なんか毎日が濃いからかなぁ？

1日が2日分くらいギッシリ詰まってる感じがして、

もぉ1ヶ月ぐらいちゃんと会ってないような感覚。



でもそっか、金曜来んのか。

次の日も舞台だけど久々ゆっくりしたいな。

藤ヶ谷のすっとぼけた話を聞きたい。









北 ｢･･･ｽｰ･･･ｽｰ･･｣









藤ヶ谷といるとちゃんとした時間の流れを感じる。

だからマッタリゆっくりしよ。ね、藤ヶ谷。

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