＋2℃.

< 12 > ページ12

＜藤side>








藤 ｢･･･ｳｼｯ！･･･ｳｼｯ！ｳｼｯ！｣








電話を切った後、

小さいガッツポーズを何度も繰り返した。

その顔は見てないがとても酷かったと思う。笑









だって、明日北山と会えるーー！！！笑









しかもなんか今日の北山素直だった。

すげぇ可愛かった。

北山があんな事言うなんてっ！！









藤 ｢〜〜〜っ♡♡♡｣









北山を揉みくちゃに可愛がりたい気持ちと、

好きだーっ！って気持ちと、

明日楽しみー！って気持ち全部を、

ソファーのクッションに顔を埋めぶつけた。









藤 ｢ぶはぁっ！･･･ﾊｧ、ﾊｧ･･･はぁ〜･･･楽しみだ｣









もぉなんだか苦しい。

決してクッションに顔を埋めてたからではく、

北山と明日どう過ごそうと考えてるとだ。



このワクワク感といったら、

ライブの前日とも旅行や遊ぶ予定の前日ともまた違う。



このワクワクは2人で会えるって時だけにおこる、

ワクワクとドキドキと初々しさが混ぜ合わさった、

北山のためだけの、対北山専用ワクドキ！！！笑









しかも今回は忙しい日程の中で会ってくれる！！









あの仕事馬鹿がっ！！

日程ギュウギュウなのにっ！！！

｢俺もまぁ･･･会いたいし･･･｣だってさぁぁぁぁ///









藤 ｢はぁ〜･･･幸せ過ぎて死にそう･･･///｣









ニヤける。本当ニヤける。

こんな顔も姿も北山には見せられないけど、

｢会いたい｣って言われて嬉しくないわけがない。



その言葉そのものも嬉しいんだけど、

それよりも北山の脳ミソの中に俺が居た事が嬉しい。

仕事と台詞しか詰まってないと思ってたからね。笑



会いたいって思ってくれたんだ･･･とか、

実は北山も寂しかったりすんのかな･･･とか、

｢会いたい｣が生まれた経緯を考えると堪らない。









藤 ｢〜♪｣









明日ツマミ何買ってこうかなぁ〜。

あ〜〜･･･こんな事なら、

この間いいなって思ったやつ買っとけば良かった。

次いつ会えるか分からないからってやめたやつ。

あれ絶対喜ぶやつだったよなぁ･･･、ぬかった。









『ﾊﾞﾌｯ』


藤 ｢ふぅ〜･････････ﾌﾌ｣









さぁ自分も仕事があるからと布団に入ったが、

明日はこの腕の中に北山がいるかと思うと顔が緩む。

< 13 >→←< 11 >

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す