＋2℃.

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＜北side>






散々ブゥ垂れてはいたものの、

そんなもん次の仕事をしちゃえばまぁもぉさほど別に。






いつまでもブゥ垂れてたら折角の気遣いが無駄になるし。






だから仕事終わって携帯見て、

やっぱり連絡がなければいい加減諦めがつく。

そして家に着いて寛ぎ始めた頃だった。









『ﾋﾟﾛﾘﾝ･･･』


北 ｢ﾝｼｮ、おw｣


《藤ヶ谷：お疲れ、凄く良かったよ》









おっっっっせぇぇぇぇぇ･･･w

今何時だと思ってんの？終わって結構経ちますよ？w

ってか｢良かった｣ってのはもぉ聞いたからw









『ﾋﾟﾛﾘﾝ･･･』


《藤ヶ谷：抱き締めたくなった。笑》


北 ｢はあっ！？｣









思わずソファーに沈んでた体を飛び起こした。

いやいやいやいやいや、急じゃね？え？え？どゆこと？

え？なに？これは感想？

ってか、え？凌を？俺を？え？どっち？w









北 ｢意味わかんねぇ奴だな、ったく｣









待ちに待ってた筈の連絡。

なのに俺ってば文句ブゥブゥ。

連絡が来ようが来なかろうが結局文句ブゥブゥ。






まぁ･･･ただの照れ隠しですけど･･･///






って謎に自分に白状してみたりして、

顔をニヤつかせながら通話ボタンをタップした。









『ﾄｩﾙﾙﾙﾙ･･･』









へいへい藤ヶ谷さんよぉ〜。

ちゃんと説明して貰いましょうかぁ〜。

抱き締めたくなったとか･･･









北 ｢最上級で意味分かんねぇからっ///｣









本当何言っちゃってんだしっ///

超意味分かんねぇっ///超超超チョ一ー意味分かんねぇっ///

一緒に居る時はそんな事改まって言われないからか、

なんか急に嬉しくもあり･･･なんかチョー恥ずい･･･///









『ﾄｩﾙﾙﾙﾙ･･･』


北 ｢ってか早く出『もしもし？お疲れ〜』


北 ｢ふぉっ！？！？｣


藤『もしもし？なんか怒鳴ってた？(笑)』


北 ｢いやぁ？｣









なんだしっ///急に出んなしっ///









藤『で、どした？』


北 ｢はぁあ？どした？じゃねぇよ、なんだあの変な感想｣


藤『え、変だった？』


北 ｢変だろ、意味分かんねぇし｣


藤『え〜？(笑)だって』









凌の幼少時代の健気さも、

大人になっても色んな事情や感情に挟まれて、

色々思い通りにならなくて小さく見える背中とか、

なんか抱き締めたくなる感じだったんだよね。









って説明を受けたが、

すみません藤ヶ谷さんちょっと分からないw

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