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十 ページ10
術式順転「蒼」
そう称えると一ヶ所にあつめられた呪霊達は最も簡単に消滅した
五 お前マジで弱くね？こんなんに負けそうになってんのかよ
貴 五条…うっせえ
五 本当つくづく失望する。あれ？てか指
さっきの術式に吹っ飛ばされたのか俺の前には探していた宿儺の指があった
五 あーやっぱあったあった。お前のが先に見つけてたとしても最初に触ったほうの勝ちだから
貴 触るな！！
いつも通りギャーギャー騒ぐと思っていたがあまりに真剣な声でそいつはそう言った、驚いてそいつの方をみるとそこには片手が無くなってボロボロなAが立っていた
五 お前まさかさっきの奴らに
貴 …なわけないだろが。いいから触るな
五 そんな事ゆわれると触りたくなるんだけど、て、ほらなんもねぇじゃん…おい！A！？
俺が宿儺の指を拾った瞬間。止めようと走ってきたAは途中でぶっ倒れた。
五 出血が止まってない、それにこの熱
コイツが何故そこまで俺を止めたのか
まさかこの傷は触れたせいとでもいうのか？だが俺に
は何の変化もねえ。とりあえず考えるのは後だいまはコイツをはやく！
俺はAを抱き抱えて入り口に向かって走った
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作成日時：2021年1月15日 23時
