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三十二 side貴方 ページ32
野薔薇ちゃんがいなくなった後私達の前に現れたのは
震えさえ止まるほど恐ろしいナニカがたっていた
伏 (間違いねえ特級だ 動けねえ)
虎 (動け動け動け動け！なんで動けねえんだよ！)
恐怖で足が体が動かない。それでも私の頭の中の声が止むことはない
(問題です。君に私の可愛い後輩達を助けられるかい？)
後輩…？一体何言って
「うあ゛あああああ」
悲鳴をあげた悠二を見ると呪具を振りかざした悠仁の手が切り落とされていた
貴 悠二！！
(残念。時間ギレ正解はノーだね)
この声はなに？もしかしてこの人はAさん！？じゃあどうしてどうして助けてくれないんだよ！それに悠二がこのままじゃ死んじゃう
(助けてくれない？だから君は弱いんだ。さっきだってめぐみんに頼ったろ？)
！確かにさっきは伏黒くんがいる事で安心して、、でも私に、私なんかに何が出来るってゆうの
(弱い君に用はない代われ。これは命令だ)
その瞬間私の意識はなくなった
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作成日時：2021年1月15日 23時
