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二十二 ページ22
五 …ここは？
貴 気がついた？悟
五 俺たちは死んだのか？
貴 フフ 違う。これは私の領域だよ
五 ！！じゃああの呪霊は？
貴 消えたよ。アイツ泣いてた
そう言って笑った顔はいつもと少し違い俺はそんなアイツが愛しかった
貴 …悟。ずっと楽しかった、お前とくだらないことばっかして夏油や硝子に呆れられてさ。ずっとあんな日々が続いて欲しかったよ。だからお前達はずっと…ずっと変わらないでくれ
涙を堪えながら話すそいつは隣にいるのに何故かずっと遠くにいるように感じる
五 は？なにいってんだよ！！お前も一緒にかえんだろ！？
貴 もう一度会えてよかった
五 もう一度って！！
俺の頭で昔の思い出がフラッシュばっくする
貴 もう一度生まれ変わったらあの時の返事きかせてよ
五 Aーーー！！
なんで気づかなかった？なんで！！ずっといたんだ。俺が探してたのは永水A！お前なんだよ
アイツを掴もうと両手を伸ばすがだんだんとかじかみ視界は暗くなっていった。
貴 ありがとう
最後に見えたのはそう言って笑ったアイツの顔だった。
5/20 永水A
一級の除霊および特級呪物の回収に向かうが
呪霊の突然変異により
宿儺の指と共に自身を領域に封印
よって 再起不能
以後、高専の病院にて植物状態と認定される
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作成日時：2021年1月15日 23時
