【うちはサスケ】君が闇なら私は光。

1話 ページ3

〜数年前〜






『サスケ！！
一緒に遊ぼうよ！！』




「ダーメ」




『えーー何で？』




「これから、兄さんと修行なんだ！」









修行、修行って
もっと私と遊んで欲しいのに…








私がこの家に来て数年が経つ





親を亡くしたショックと
他人の家でお世話になる
緊張感で初めは気を使いっぱなしだったが



今はもうすっかり慣れた









血が繋がってるわけじゃないけど、

みんな本当の家族のように
私を愛してくれている





感謝でしかない









『じゃあさ、私も一緒に行ってもいい？』





「別に良いけど、
Aは女の子だからって
母さんに叱られるよ」






『大丈夫、大丈夫。
明日からアカデミー始まるんだよ！
力つけなきゃ！！』








明日から、アカデミーが始まる
ワクワクとドキドキで心がいっぱい









兄さんは凄い優しくて

でも強くて憧れる忍び

本当の妹のように

接してくれている









いつも遊んでって頼んでみるけど
毎回おでこを突かれておしまい


私がしょげた顔をすると


「すまない」と言って
抱きしめてくれる









だから唯一

同い歳のサスケに頼んでみるけど
そのサスケも私をほったらかしにして
兄さんに修行をつけてもらおうとする









サスケの注目を全て
集めてしまう兄さんに
たまに嫉妬してしまう自分









でもこんな日常も悪くないと
思ってしまう自分もいる









つまり、平和という事だ

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