25話 カタール戦2 ページ27
虎丸「豪炎寺さんの方が確実だと思ったんです」
豪炎「………」
『響監督、彼、何かシュートについてトラウマがあるんでしょうか』
響「よく気づいたな。そうだ。
以前の出来事がまだ記憶に残っているんだろう。
ずば抜けたサッカーセンスを持つ選手がいる。彼の存在は早くから噂になっていた。
彼の出る試合は毎回、大量の得点差がつくのが当たり前。それもほとんどの得点が彼によるものだった。
だがそれは、チームメイトの活躍の場を奪うことになり孤立して言った。
そこで彼は絶好のシュートチャンスになっても、自らはシュートせず、チームメイトにボールをまわすようになった。
自分を抑えて…」
『なるほどね。彼の不自然なプレイはそのためか。
懐かしいな…』
響「お前さんも心当たりがあるか」
『ええ。私も才能があるって言われてそれに答えてきたつもりだったけど、彼みたいに孤立してしまった。
でも、私には、ちゃんと受け止めてくれる仲間がいた。チームがいた。
そのおかげで私は今、ここにいます!」
響「そうか…」
虎丸くん、早く気づいて…
あなたのすぐ側にあなたの本気のプレイを受け止めてくれる人がいるよ…
「ミラージュシュート!!」
円堂「正義の鉄拳!!
たぁ!!」
〈円堂!シュートを辛うじて止めた!〉
秋「みんな頑張って!あとちょっとよ!」
春奈「ロスタイムに入りました!」
響「ここを凌げば、勝てる」
〈おっと、ここでショートコーナー!意表を突かれた!〉
鬼道「コースを切れ!」
円堂「止める!」
「やぁ!」
ピピー!!
〈あー!ゴールは無情にも中へ!
ロスタイムのど天馬で同点に追いつかれたー!〉
円堂「くっそー!!」
ピーーーー!
虎丸「豪炎寺さん…」
鬼道「みんなあきらめるな!攻めろ!」
『みんな体力が限界に近づいている…。
ここで延長戦にでもなったら勝ち目は…ない』
秋「ッ! そんな!」
冬香「お父さん…」
〈さぁ前線へ上がる宇都宮。ゴールは決まるか?〉
虎丸「豪炎寺さん!」
豪炎「ッ!! たぁ!!」
!! ボールを虎丸に当てた!?
虎丸「いって…
何するんですか!豪炎寺さん!」
豪炎「さっきからなんだ!お前のプレーは!
試合時間は残っていないんだぞ?精一杯、ベストと思えるプレーをしろ!」
虎丸「これが俺のベストです!
俺のアシストでみんなが点を取る、それが一番なんですよ!」
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Luna(プロフ) - リンスさん» 自分が、推しにこうされたいなって私は考えて作ってます(笑)リンスさんらしい書き方で大丈夫だと思いますよ(^^) (2018年11月6日 18時) (レス) id: 10749a92aa (このIDを非表示/違反報告)
リンス(プロフ) - Lunaさん» 書こうとしているのですが、自信がなくて・・・ (2018年11月6日 16時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - リンスさん» 曲をたまに聞く程度で、メンバーは詳しくないですね… (2018年11月6日 15時) (レス) id: 10749a92aa (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - リンスさん» 豪炎寺ですか!いいですね! 作品、楽しみにしていますね(^^) (2018年11月6日 15時) (レス) id: 10749a92aa (このIDを非表示/違反報告)
リンス(プロフ) - Lunaさん» 作者さんは嵐とかジャニーズは好きですか? (2018年11月6日 13時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2018年1月21日 18時