彼のこと、四つ ページ5
▽英智side
『英智くん、最近ごきげんですよね』
なんてつむぎに言われちゃった二年生の春、帰り道。
「そうかな?」
なんて返すとつむぎは笑顔でそうですよ!って告げた。
最近、Aは芸能界でも段々と人気になってきており、学園の中でもスター的存在になってきていた。実力でいえば、僕のもうひとりの憧れの人、日々樹くんにも劣らないだろうね。
「つむぎはどうなんだい?最近」
『僕ですか?僕は最近本を漁るのに夢中ですねー。いい場所があるんですよ』
なんて、淡々とした日常の1ページを切り取ったような会話を僕達はしていた。Aとも最近仲良くなれてきたし、準備も整ってきている。
つむぎにはいろんな事でお世話になっていて、考えてることとかは全部聞いてくれていた。
でも、つむぎにも、僕は言えないことがあった。
_Aを、これ以上学園内で活躍させない
最近、生徒会にまで影響を及ぼしてきたAをknightから脱退させ、影響を止める。と言うもの。また、その後はfineに加入させて影響力を調整する。
knightの三年生に権力駆使してやめろと言ってもらえればいし、Aの実力ならfineに加入しても大丈夫。
Aには悪いけど僕の計画には犠牲が必要だから__。
そう言って自分を落ち着かせていた。
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やさいため - 涙君の彼女になりたい♪さん» ありがとうございます!!励みになります。 (2016年12月30日 21時) (レス) id: 2e39b44989 (このIDを非表示/違反報告)
涙君の彼女になりたい♪ - はじめまして!とっても面白いです!更新頑張ってください! (2016年12月13日 18時) (レス) id: 2f00a5668f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やさいため | 作成日時:2016年10月2日 18時