ファンの私とあなた

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Aside
次の朝、起きると
美恵子さんがリビングにいた

美「ねえ昨日誰か来た？」

『え？』

美「なんか、深夜帰ってきたときに一瞬、部屋の中がいつもと違う匂いするなと思って」

きっと龍友くんがつけてる香水の香りだ
どうしようバレちゃう

美「ま、勘違いだよねきっと」

そういってるけどなんだかわかってそう

『じゃあ、行ってきまーす』

もうこの話題から離れたくてすぐ学校へ向かった

でも昨日の出来事を思い出すと怖くてなかなか教室へ入れない

麗「ねえ」

少し暗い雰囲気の麗奈ちゃんにそういわれた

絶対また嫌なことされる

そう感じた

とっさに逃げたのは保健室

トイレはあの悪夢が起こった場所だからもうそこへは逃げれなかった

先「あら、どうしたの？」

気さくな保健室の先生にそう聞かれた

『ここで休んでてもいいですか。教室の中にいるとなんだか息苦しくて。保健室で授業受けたいです』

この学校では、不登校になった子は、保健室で授業を受けられる制度がある

先「今急に言われても、すぐにそうさせれないの。担任の先生とかと相談しないといけないの。あと、学校のなにが嫌なのかも説明してね。とりあえず今日だけ頑張っておいで」

教室に戻ればまた絶対に悪夢が起きる

でも今日は我慢。頑張らなきゃ

教室へ戻ると

麗「ねえってば」

さっき無視しちゃったからまた話しかけられた

麗「何で昨日学校早退なんかしたの」

それはあなたのせい、、だけどそんな事言えるはずもなく
気づけば何人もの女子に囲まれていた

これはもう典型的なイジメ

やっぱ今日だけでも頑張れないよ

もう学校には二度と来たくない

そう、決意してしまった

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