武装探偵社調査員の志賀です。

捌 ページ8

中島「……猛烈に嫌な予感がするのですが」

太宰「君が『人食い虎』に狙われてるなら好都合だよね

虎探しを手伝ってくれないかな」

中島の"予感"は、的中した…

中島「い、いい嫌ですよ!それってつまり『餌』じゃないですか!誰がそんな」

太宰「報酬出るよ」

『報酬』と聞いた中島はピクと反応を見せた。それを見届けた太宰は、国木田に紙切れを渡し

太宰「国木田君達は、社に戻ってこの紙を社長に」

と告げた

国木田「おい、二人で捕まえる気か?まずは情報の裏を取って――」

太宰「いいから」

何だかんだでも信頼関係はあるようで、国木田は無言乍も承諾した


中島「ち、ちなみに報酬はいかほど?」

国木田「‥‥」

太宰「こんくらい」

太宰が出した紙を見て、中島は固まった










志賀(報酬って出るんだっけ‥‥?)

志賀がぼんやり考えたことは、後の笑い話のネタになったそうだ

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