born ページ5
僕はまたあのバスケコートに訪れた
カヲルにああ言われたものの
どうしてもAと関わりたかった
興味?というのだろうか。なんだかよく分からない感情ではあるが気になって仕方がなかった
……何だかこんなんじゃ好きな人に会えない女の子みたいじゃないか。恥ずかしい
そう思い、少し赤面。
まさか、僕がA君のことを……男同士じゃないか……なんてことを考えてるんだ
ぶんぶん、と頭を降る
ここに来れば会えるのではと来てみた
いたらいいな、と思って覗いて見たら
Aはいたのだけど……
なんだが、気まずい
あのカヲルのこととがあった後
なにやら気まずくて話しかけられない
なので__物陰からちらりと覗くことしか出来ない
うるさい、チキンとでもなんとでも言えばいい
1人でボールをついてゴールに入れるA
彼は音楽に関心のあるカヲルとは反対で運動を好んでいるようだった
カヲルは文武どちらも出来る……が、Aはどうか分からない
もしかしたら兄弟……?みたいだし同じかもしれない
そんなことを考えているうちにガコンッとまたボールが入る音
やっぱりすごいなぁと思った____
.
.
.
刹那
.
再びろったボールがてから滑り落ち、トントンと転がる
そしてガクンッとAが膝をついた
それはものの数秒のことで、一瞬だった
5秒ほど固まって、急いでAくんの所に駆け寄った
「ッ______Aくん!」
胸を抑えて咳をするAくんに駆け寄る
「大丈夫!?血が……!誰か人を__……」
Aくんは激しく咳き込み、ごほ、と言う度に血が口から溢れた
尋常ではない量の血、その赤い鮮血は彼の白い肌とシャツを汚していく
僕の方に気がついてこちらを見ると目を見開いて、なんでここにというような表情をした
そしてすぐ辛そうに笑う
『来てくれたんだねシンジくん……嬉しいよ』
「Aくん……今は、今はそんな場合じゃないよ……!!!!
血が……こんなに……出て……」
Want to live→←Unfinished or failed
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Tomimatsu/富松(プロフ) - シン・エヴァ公開やっと……やっと決まりましたね! (2021年2月27日 20時) (レス) id: 9798a915f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷水 | 作成日時:2019年3月27日 5時