[男主]新聖、そして終焉。Q+r≠Q

And The end will come ページ12

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『君は皆と一緒にいたいとおもうかい？』



歩みをとめ、彼がそう僕に問いかけた



｢……うん、当たり前だよ。だから槍を……｣



彼はふるふると首を降った。



『みんなと居たいなら話は別だ。槍を抜いてはいけない。』



どうして？槍を抜けば世界を救えるって言ったじゃないか



｢どうして？だってやり直せるって｣



『何度も繰り返した君になら話すべきだね』




落ち着いて聞いて欲しい、と彼は静かに話し始めた




『槍を抜くとインパクトが起こる。起こればみんながL.C.Lとなるんだ。

世界はどうなれど、みんなと一緒には居られないんだ

簡単に言うと、死ぬ』




｢……どういうこと？だって、だって｣




混乱する僕に優しく笑う



『本来であればカヲルが止めても君は槍を抜く。ガブの扉は開き、インパクトが起こりかけるがカヲルが死ぬことによって止められる。』



『このまま君が槍を抜くと、僕が死ぬ。』



Aくんが死ぬ？

そんなの……



｢い、嫌だよ……！みんな、生きていて欲しいよ。これ以上……大切な人を失いたくない！

じゃあ僕はどうしたら……｣



そう言うと彼はいたずらっぽく微笑んだ



『簡単さ、拒絶しよう。
反抗期の少年のように！』

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